GWに滞在したTファミリーの屋久島旅行記 その6 | 屋久島HANA MANA日記

GWに滞在したTファミリーの屋久島旅行記 その6

◆GWに滞在したTファミリーの屋久島旅行記 その6


☆5日目(どしゃぶりの雨)雨


いよいよ縄文杉へ。

深夜3時半に起床。4時40分発のバスにのり、登山口へ。

最終時間のバスにやっと間に合う遭難一歩手前。11時間歩き続けました。

景色はあまり見ていません。

大王杉とトロッコ道の杉の森の一部分が、異次元でした。

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2時間ほど歩いたところで、全身ずぶ濡れ。

5時間後、縄文杉にたどり着いた時には、
次男は、顔面蒼白、唇は青色。手は黄色(死体の色)手足がこわばり  

とてもヤバい状態になりました。     


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休憩なんかとんでもない。立ち止まれば、動けなくなるだろう。

先日も、意識不明で救助隊が出動したらしい。

山道は、川状態。

ずぶ濡れになる直前の朝6時ごろ、朝ごはんのお弁当を食べた15分しか

休憩できませんでした。

後から、後から、追い越して行った登山者は、

縄文杉辺りで、テントを張り、お湯を沸かしコーヒーや汁ものを食べています。

またまた、追い越されます。

ぼちぼち歩いてまたまた休憩している方々を追い越します。

最後は、後ろから誰も追い越さなくなりました。

やっとこさで、バス停にたどり着くと、

みんなお土産を買っていました…。

まるで、ウサギとかめ。   ウサギ カメ

かめ親子はみなさんと同じバスに乗って下山しました。

日常生活の集大成でした。

縄文杉からがスタートだったようにも思います。

ビデオは、縄文杉を撮影しようとしたら壊れました…。

撮影する余裕はなかったので、その日の映像は全くなし。

もちろん、以降の映像もなし。

「こんなものを見るためにこんな思いをしたのか?」

「自分で決めて自分の足でここまできたはず。だれかのせいにできる?」

家族全員悲壮感に包まれていました。

こどもは、山道を何度も転げ落ち、冷たい川のような流れのなかに滑ってこけて。

親も自分の体がどこまで持つのか?という状況。

一歩一歩もうちょっと。

山道がどこまで続くのか?

なんだかトイレのにおいがする!

うれしいにおいでした。やっとトロッコ道に帰ってきた。

そこからは、あのカーブを曲がれば?あのつり橋を渡れば?

もうちょっと、もうちょっと…。

追い越す方々に、「あとどれくらい?」と震えながら尋ねるこども。

みんな、手を差し出してくれたり「もうちょっと」と答えてくれました。

逃げられない極限で自分の足で歩くこどもの姿に感動し、

涙が止まりませんでした。  ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・

ずぶ濡れ、涙、鼻水…。


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(ウィルソン株・・中からハート型を見る)


HANAMANAのお風呂とベッドが最高のプレゼントでした!

冷えた体を、芯からあっためてくれました。

お風呂大好きおとうさん(毎日朝晩の入浴を欠かさない)も、お気に入りとなったお風呂。

全身打ち身や筋肉痛でも寝返りができるフカフカのベッドにもぐりこみ、

高いびきの合唱で深い眠りにつきました。




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