その想いは、
その時の想いは、
命を持っている
想いも生きている
だからこそ解き放て
人間は、
その想いを伝える術を持っている
言葉だったり表情だったり
伝えることは恥ずかしくないし、
かっこ悪いことでもない
だって、そこで伝えないのなら、
なんでわたしたちは存在しているのか、
なんで出会ったのか
そんなことさえ意味を持たないだろう
命なんて、
元々色んな欲の塊で、
情けないほどに、
恥ずかしいばかりに、
目を覆いたくなるほどに、
とてつもなく必死で
そんな命から成り立つ僕らも
同じようにむき出しなんだろう
命ある限り、
伝えて
放って
くじけて
また
伝えて
放って
そしてまたくじける
一生かかっても
伝わりきれないかもしれないし
伝わったと思えるかもしれないし
そんなものに答えはなくて
ただ、そうしたいからそうするだけ
命が生きようとすることのように
水が上から下に流れるように
ただそのままに
それをそれとして
抱きしめたらいい
終わりがくるまで
ただ、
必死に生きるんだ