おはようございます。

今年の秋は暖かい日が多くて(驚くことに、夏日手前の気温の日なんか結構あったりして・・)、気持ちよくお出かけできる季節が長く続いて嬉しい限りですね♪
着物でお出かけにも、本当にいい時期です。

私はというと、2歳半の息子と公園で砂まみれの毎日。
たんすの着物を時折眺めては、はぁ~・・とため息。
着物が恋しいです。

お茶のお稽古もしばらくお休みさせていただいているため、着物を着る機会が今は激減してしまいましたが、着物熱は相変わらず。(会えない分、余計恋焦がれてるかも。。)
暇を見つけては、素材になりそうな着物を探したり、素材の着物を解いて洗い張りしたりしてます。
バッグ作りも少しづつ進めてますよ~

今回は新作の大きなバッグをご紹介します。

丈夫な帆布を柿渋染めにして、田舎風景のろうけつ染めの着物地に合わせて、素朴で力強いトートに仕立てました。
荷物がたっぷり入り、タブを留めたりはずす事でシルエットが変わる、とても使いやすいバッグに仕上がっています。
着物地は大胆な付け下げの柄を使用しています。
同じものは二度と出来ない、1点ものです。

柿渋染めバッグ

裏面


柿渋染めバッグ

タブをはずした状態


柿渋染めバッグ


内袋にも、柿渋染めした帆布を使いました。
それぞれ、味わい深い素朴で力強い風合いです。

タブには、しっかりとした本皮を使用しました。
タブを留めるとコンパクトで可愛いシルエットに、はずすと大容量に収納できるトート型に変わります。





横から。

着物地以外の生地はすべて柿渋染めした帆布を使用しています。

明るい茶色は柿渋染めそのままの色、黒味がかっているものは、柿渋のあと、鉄で媒染しました。
明るい色が、鉄による化学反応でさっと黒く変色するのが楽しいものです。

柿渋染めは、生地を柿渋液にひたしたあと、太陽に当てます。
太陽の光によって、独特の素朴で力強い色が現れます。
何度も作業を繰り返す、とても手間と時間がかかるものです。


手作業による染めのむらはとても愛おしく、市販の生地にはけして見られない個性があります。
生地自体が「作品」のような気がして、大切にはさみを入れました。






底部分は二重にしました。
長く長く使っていただけるよう、とても頑丈に仕上げています。




柿渋染めのバッグ、HPの更新作業をしてからの販売となります。
今週中には・・と思っています。
アップしましたら、ブログ・メルマガでお知らせします。



他、久しぶりに「五月の空と牡丹」を再販しています。
このバッグはこれで最後の再販になります。

優雅な牡丹柄の着物地とビーズ使いが華やかなバッグ、これから多くなるパーティやお正月の行事などに活躍すると思いますよ♪



牡丹の着物バッグ



それでは、また。