寝ない。泣く。
この世の終わりかと思うくらい、体の底から声を絞り出して、絞り出したその喉の奥の奥まで見えてしまうくらいの激しさで、我が子はわななく。
出産前は、心のどこかで、「のんきな母親から産まれるからミルク飲んですやすや寝る子が産まれるんじゃないかな?」「私も手のかからない子だったみたいだし、きっと私の子供もそこまで手がかからないに違いない」なんて淡い期待を抱いていた。
先日の二週間健診で、ミルクの量を減らして母乳を増やしてみましょう、とアドバイスされ、ちょっと頑張ってミルクの量を減らしてみたりしたが、無理だった。
お腹いっぱい飲まないと、寝ない。
大体2~3時間おきに空腹で目覚める我が子は、母乳では足りなくてミルクを足している。
昨日は、夜中の12時から午前3時ごろまで、ぐずったり泣いたり、静かになったと思ったらまた泣き出したり…。
母親とあの手この手であやして、結局ミルクをたくさん飲ませてやっと寝た。母乳を根気よく与える元気も気力も根性も無い。
「もうちょっと頑張りなさいよ」という母親の意見に、私も賛成だ。もうちょっと私が頑張れば、母乳の割合が増えていたかもしれない。だが、眠気には勝てなかった。
我が子への愛情も、眠気には勝てないのか…。と悲しい気持ちになる。
職場への復帰も重く心にのしかかる。
私の職場は人手が足りず、産休に入る前も「無理にとは言わないができるだけ早く帰ってきてほしい」というスタンスだった。
今も、残されたメンバーで無理に仕事を回しているのは痛いほどわかる、それも辛い。
最短で二か月で復帰、前に出産した〇〇さんも二か月で復帰していたから大丈夫、と自分に言い聞かせていたが、どうやら無理そうだ。
明け方、ようやく静かになった我が子を真ん中に母親と川の字でばったりと横たわった。
そのまま眠りにつく前に、朦朧とした頭で上司へのメールを書いた。
迷惑を承知でお願いします。復帰を、少し遅らせてもらえないでしょうか。
上司は、意地悪な人ではない。むしろ、二児の父でもあり、働く妻を持ち、いろいろと理解のある人だ。きっと断られることはないだろう。でも、私の復帰が遅れることで、あれやこれや、人員確保に奔走を強いられるのだ。
もう、来年度は降格してもらうか仕事をやめようかなぁ。
9月になれば、来年度の人事の希望を提出する時期になる。(もちろん希望通りになるわけではないが。)
その頃になったら、私の中で何が大切か、優先すべきか、両立できるか、今よりはクリアになっていると信じたい。
