グループホームに入っている認知症の父。
昨日会いに行ってきた。
私が目の前にいても気が付かず 軽く会釈。
父の部屋のドアには 可愛い動物の絵と名前が
大きく書かれてあった。
あらら・・・とうとう部屋もわからなくなったのね
父を呼び 部屋に入って椅子に座ったけれど
父は私が誰だかわからず とても不安そうな顔。
チビも一緒だったので 一生懸命チビに語りかけていた。
チビが男の子か女の子かも認識できず。
ましてや 父の孫だと言っても
「可愛いですねぇ~おいくつですか?
ほぉ~3歳?大きいですねぇ」と数十回と繰り返している。
子供が大好きだった父。
チビを見るときの顔は とても嬉しそうだ。
そこで また私が
「私 ぶどうぱん!お父さんの娘だよ。」って言ってみるんだけど
「娘さん・・・ぶどうぱんさん?どうも・・・」と会釈。
あちゃー
じゃー質問を変えて・・・
「○○さん。お子さんは?」って聞いてみた。
そうしたら
「ずいぶん古い話なので・・・どうだったかなぁ?」と。
あちゃー
病気とはいえ 過去も現在も壊れていく父の脳。
私の知っている威厳のある真面目な父は もういない。
父のアルツハイマーは発症して10年以上経過しているけど
グループホームに入っているお陰か とても緩やかに病状は進行している。
施設の職員さんたちには 本当に感謝しても感謝しきれない。
本当に大変なお仕事だと思う。
「本当にありがとう御座います。」
と ここでまた言ってみる・・・