大谷選手の濡れ衣が晴れてよかったです♪

普通に考えれば、賭博にしても胴元への送金にしても、

関与しているはずがないのに、

大谷選手に批判的な報道ばかりが目立っていましたね。

 

米国は大谷選手の「大失態を『犯罪的』と見る」

 

幼い頃から努力を続けて世界のトップに立った人間の言葉よりも

一攫千金を夢みて常識では考えられない金額を賭博につぎ込む

誘惑に弱い人物の言葉を信じている人の方が多かったというのが、

私には信じ難かった。

 

大谷選手の会見では通訳氏がどのように送金したかが明かされなかったので、

疑問が残る形になったとはいえ、私はあの通訳氏なら可能だと思っていた。

というのも彼はエンタメ通訳で、内容を忠実に伝えるというより

大谷選手の言葉を借りて、自分ならこう言うという形で盛り上げていたから。

正確に通訳するというよりは自分の判断で、中身を盛って話していたから、

自分の都合のいいように操作するのも当たり前になっていたと思う。

恐らく、大谷選手の言葉なのか自分のいいたいことを言っているのか、

自分でも半分わからなくなっていたんじゃないかと思う。

だから、前にも書いたかもだけど、大谷選手の大人気は自分の人気、

稼ぎの半分は自分のもの、みたいに感じていて、

後で説明すればきっと理解してくれる、みたいに思っていたと思う。

ファンや関係者は通訳さんを通して大谷選手を見ていたということで、

ある意味彼には、確かに人を魅了する才能があったということで、

大谷選手の稼ぎの半分は自分のものと思っても仕方ない。

しかし裏を返せば、大谷選手の真の姿はファンに見えてなかったということ。

だから多くの人が記者会見を見て、大谷選手が嘘をついていると感じた。

いや、心から信頼していた人に裏切られたんだから

会見でウキウキ楽しそうにしていられるわけもなく、

「いつもの大谷翔平じゃない」のは当たり前だと私は思うけど。

 

疑惑の最中の米英の報道リンクを貼っておきます。

 

 

アメリカでは賭博は日常に浸透していてかなり身近な問題であること、

そしてダーティーであると判明した大物スターも少なからずいることから、

彼等にとっては大谷選手もその一人だったとしても不思議はなかった。

つまり日米の報道に温度差があるのは双方のお国側を考えれば当然なので、

上杉氏の記事で当たり前のことを深刻ぶる意味が私にはわからなかった。

MLBから永久追放された人物の機に乗じた自己宣伝のコメントを使って、

アメリカ全体が大谷選手に対してそう見ていると結論付けるのもヘンだし。

 

 

The beggest question for baseball is what it will do if it discovers that the reputation of it's biggest star is only skin deep

野球界にとっての最大の疑問は、野球界最大のスターの評判がほんの薄っぺらいものだと知ったらどうするかということだ



上のどちらの記事も、大谷選手に厳しい目を向けるというよりは

野球界が被る打撃を心配していると思う。

 

こうして疑惑が晴れた今となっては、彼はユニコーンなんだから、

金融リテラシーとはかけ離れたところで生きていることが明白になった。

米英のこういう記事を書いている人たちは、一部を除いては

大谷選手個人に対してはあまり興味はないように見える。

 

しかし、通訳さん本人もこんなに深刻な罪になるとは思ってなかったと思う。

金額は大きいけど、単なる窃盗とか詐欺だけなら、初犯と言うこともあり、

民事は別として刑事犯罪としてはそんなに重い罪ではないはず。

しかし銀行詐欺というのがまずかったようですね。

金属の足かせをつけられて出廷ってすごくないですか?

 

 

 

アメリカでは窃盗とか普通の犯罪は地方検事の管轄だけど、

重大な犯罪は連邦当局の管轄で、いきなり厳しくなる。

市警察では見逃されるような些細なことでも連邦警察だと逮捕できる。

連邦当局に拘束されるということは、テロリストなみの扱いですよ。

通訳さんが、出廷の際に笑みを浮かべたというのは、

友だちからちょっとお金を借りるつもりだったのに(大金だけど!)

こんなに大事になって自分でもびっくり、みたいな感じですか。

 

通訳さんは元連邦検察官の敏腕弁護士をつけたということで、

生活費にも困っていたはずなのにどこにそんなお金が、と思ったら、

賭博の収益は自分の口座に送金していたとのことで、

億単位の資金が手元にあるんでしょう。いやはや。

日本人の多くが通訳さんを信じていたようだけど、

彼が日本にいたのは6歳までということなので、

考え方はかなりアメリカ人に近いのではないでしょうか。

ただ、アメリカで教育を受けたわりには話し方がかなりラフというか、

あんちゃんみたいな話し方なので、やっぱり大学教育は受けてないかも。

 

まあなんにしてもこの驚愕のドラマはハリウッド映画化は間違いないでしょうから、

もしも何年か服役したとしても、彼の将来は安泰ではないかと思います。

巨額の契約金が入ったら、その分は返済に回すんでしょうか。。。

 

ちなみに、通訳さんが胴元と結託して銀行詐欺を働いていた場合には、

大谷選手は胴元に対して民事訴訟を起こして回収できる可能性があると

弁護士の方が説明しておられましたが、

通訳さんから大谷選手が送金について知らなかったと聞かされた胴元が、

最初それを信じなかったという記録が公開されているので、

胴元は脅しはしたかもしれないけど、銀行詐欺は働いてない。

なので胴元に払い戻しを請求することはできない。

ということで、盗まれた25億円の行方についてはモヤモヤが残りますね。