野球中継はもう何十年も見てませんが、WBCはすごかったみたいですね。
ネット情報だけでも十分な感動が伝わってきます。
決勝戦での歴史に残る名勝負っていうやつですか。
優勝したというだけでもすごいけど、最後のドラマが神がかってました。
大会前から一番の話題は大谷選手だったけど、
大きなプレッシャーの中で期待通りのプレーができるのか、とか、
そういう凡人みたいな悩みはまったくなかったみたいですね。
試合前の円陣でチームメートに言った言葉が秀逸でした。
(実際の動画はリンクの2ページ目)
夢の大舞台に立てたからといって実力が出せるという保証もなく、
大事な場面で委縮してしまって残念な結果になるというのもよくある話で。
憧れを超えるというのは、弱気になってしまう自分を超えるってことですか。
しかも大谷選手は弱気になるどころか、
最終回のリリーフとして強豪打者を迎えた場面で、
「彼のすばらしさを知っているので、自分のベストを超える球」を投げたそうです。
通訳さんは120パーセントでって訳してましたね。
さらに、この勝利はこれまでの最高の瞬間かという質問には、
野球人生で最高の瞬間だったという答えに続いて、
「緊張したけど感謝の方が大きかった、この舞台で投げれて感謝しかない」
ってことで、なんか、人間的にも超卓越しているんですけど。
通訳さんはappreciate と軽い感じで訳していたけど、心情的には、
I was nervous, but my feeling of gratitude was bigger than that. I'm so grateful that I had this chance. って感じですか。「この舞台で投げれて」っていう部分の翻訳は、直訳だと意味が伝わらないかもなので意訳で。
このインタビューも素晴らしいというか、見ていて楽しいです。
最後に、アメリカのどの選手に憧れていたのかという質問に、
本人は日本語で飄々と、この2人もそうですし、とか言っているのを
誰なんだろうと、じっと息をのんで聞いていた司会者たちは、
通訳さんの口から自分たちの名前が出ると、もう大受けでした。
なので、大谷選手が最後に言った、
「自分もその立場になれるように頑張りたい」という部分は消えてしまった。
通訳さんの話し方は、イギリス英語から見るとちょっとヤンキーっぽいけど、
野球だし、あのちょっとくだけた感じが親しみやすくていいのかもです:)
最後にもう一つ。
大谷選手は、高校生の時にWBCでMVPを予告していたそうです!
コロナ禍のために歳は1歳ずれたとのことですが。
いやもう何から何まで、すごいの一言。。。