今年のUSオープンは、セリーナの引退大会ということで、

一週目に大勢の観衆とセレブが集まり、エキサイティングに始まったんだけど、

セリーナは3回戦で負けてしまい、昨年の勝者ラドカヌも1回戦で負けるし、

なんというか、もうひとつ、これ、という話題がなかった。

ちなみにラドカヌは今日も下位大会2回戦で負けたけど、

背中に重さ10キロの荷物を背負って、

または鎖を巻き付けて走っているような感じで

見ているこちらも苦しくなるようで、5分以上見れなかった!

去年のウィンドウズ4回戦で呼吸困難になり、

当時マッケンローが精神的な問題を指摘していたけど、

実は意外と根は深いのかもしれない。

 

で、USオープンの話に戻ると、

今年は男女ともにほぼ順当というか、決勝戦はシード対決となった。

女子のシフォンテクはウィンブルドンでは優勝できなかったけど、

それ以外ではほとんど一人勝ち状態なので、まあそうですよね、って感じ。

一方男子は、ルードとアルカラスが世界一をかけた対決となり、

19歳のアルカラスが史上最年少でナンバーワンになったのが話題か。

また、準々決勝以降は男女ともに、

誰が勝ってもこの大会初優勝となる展開。

 

去年のUSオープンではラドカヌ、フェルナンデスら3人の18歳選手が台頭し、

そのうち今年も大活躍したのはアルカラスだけだった。

 

アルカラスがいかにすごいかというのは、逸話があって、

うろ覚えなんだけど、確か14歳の時だったか、

アルカラスの試合で審判をした人物が彼の才能を見抜いて、

試合後に親元を訪ね、エージェント契約したいと申し出たそう。

お父さんは寝耳に水でびっくり、なんのこっちゃ、みたいな。

で、その後16歳のときにすでに

元世界一のフェレーロがコーチについたということなので、

(フェレーロはその前にズベレフと組んで、すぐに袂を分かっている)

ある意味順風満帆でここまで進んできているといえる。

いや、周囲の期待通り順風満帆に進めるというのがすごいんだけど。

ということで、今後最低10年は彼の時代が続くと言われていますよ。

 

そのライバルになりそうなのは、準々決勝でアルカラスに負けた

イタリア選手のシナーと言われているけど、彼の才能は見て取れるんだが、

アルカラスの怪物のような底力は感じられない。

確かにアルカラスってオーラが違うというか、

一回り大きな見えない体で戦っているというか、

強力なパワーをまとっているように感じられるのです。

 

ということで、アルカラスやシナーだけでなく、

決勝で敗れて世界2位になったルードや、アメリカのフリッツとか、

19歳のルーネとか、若手がどんどん台頭している。

ナダルを破ったティアフォーも、新コーチフェレーラの元で、

それまでさぼりがちだった練習に毎日励んで自信をつけているようだし、

ジョコビッチはまだ彼らとやり合う力は残っていると思うけど、

こういう試合を見ていると、フェデラーが潮時と思うのも無理はないと思う。

 

 

9月後半ロンドン開催のレーバーカップを最後の大会とするのは、

気持ちがわからないでもない。

ウィンブルドン最多優勝の選手として、

ロンドンは第二の故郷みたいなものだろうから。

にしても今年の欧州チームにメドベデフが入ってないのは可哀そう。

彼はウィンブルドンにも出れなかったし、

気持ちが沈んで試合でも好調を保てないのは致し方ない。。。

Laver-Cup-Europe.svg Team Europe
Captain: Sweden Björn Borg
Player Rank
Norway Casper Ruud 2
Spain Rafael Nadal 3
Greece Stefanos Tsitsipas 6
Serbia Novak Djokovic 7
United Kingdom Andy Murray 43
Switzerland Roger Federer nr
 
Laver-Cup-Globe.svg Team World
Captain: United States John McEnroe
Player Rank
United States Taylor Fritz 12
Canada Félix Auger-Aliassime 13
Argentina Diego Schwartzman 17
United States Francis Tiafoe 19
Australia Alex de Minaur 22
United States Jack Sock 127