「My life」

著者 peco さん

祥伝社 2024年

 

 

 

 

pecoさんが自分自身について語っている著書です。

pecoさんについて、パートナーのryuchellとテレビに出ているのを見て知っていました。

pecoさんの本を読みたいと思ったのは、

ryuchellとの新しい家族の関係を公表されたときのpecoさんのコメントを読んで、pecoさんの強さと優しさを感じたからです。

そこからpecoさんに興味を持ち、彼女の考えを知りたいを思いました。

 

pecoさんって、強くて優しくて天使みないな人だなと思っていたんですが、

本を読んでみて、

私と同じように、当たり前だけど、腹が立ったり、怒ったり、落ち込んだりしているのがわかって、なんだかホッとして、安心したという感覚がありました。

 

私と違うなと思ったことは、

pecoさんは小さな頃から、ほかの人と同じ服装が嫌で、どうやって自分の個性を出せるのだろうと考えていたことです。

私は、子供の頃は、かわいい服が着たいとは思っていたけれど、

周りから浮かない格好、それでいてみんなから可愛いと思われる格好がしたい、

と思っていました。

何が好きかの基準って、子供の頃あまりわからなくて、周りがいいというものは

いいんだろうな、と思っていました。

 

30代になって、やっと私にはこれが合っている、しっくりくる、ということがようやく分かりかけてきた気がします。

それでも、周りの人から変わっているねと言われると、少し傷つくような感覚はあります。

 

心に残しておきたいことばがありました。

”お互いの嫌なところ、自分が傷ついたことに目を向けすぎないで、お互いの良いところ、今ある幸せにスポットライトをあてていこうよ”

 

私はつい、自分が傷ついたことをぶり返して思い出してしまういます。

pecoさんも「傷ついたことに目を向けすぎないで」と言っているということは、

目を向けすぎてしまうこともあるんだな、と共感のような感覚を得ました。