次の大型シルバーウィークは何十年か先?らしいですが、私はチクチクとお針子してます。
テニス始めたらやりすぎてるみたいで2日運動しないとむずむずするようになっていて、
今日ボールに紐がついたやつを打ってたら、通りかかったおば様お二方に「若いわねぇ」「ねぇ」と言われました。
なんかはずかし~~!と思いました。

お針子の進捗状況です。
ただいま2件のウェルカムドールの注文を承っています。
受けた順にチクチク始めました。
今作っているのは、注文いただいた方の妹さんのお祝いです。
妹さんに御結婚お祝いで贈られるそうで。
おお、責任重大・・
そして妹さんに、ということなのでこれは進捗状況を現在進行形でお届けできます。
誰もそれほど望んでいないと思いますが、現在進行形でお届けします。

ドレスの写真を送っていただいたのを見ますと、おおお、これは以前に先輩のドレスを作ったときと同じ、縦フリルが使われているではないですか。
またそのうちに勉強しとこ~と思ってたらやってきました。
そう。勉強は思い立った「今」やらないといけないんでした。
とりあえずネットで調べて、なるほどね~、かたつむり型を切って開いたら縦フリルになるのか。
そこまではいい、けど、これは・・私には計算ができない・・
数学好きならできるのか?できそう。
私は試作品を作っていくことにします。
そしてこの縦フリルはトレーンという、ドレスの後ろにつける綺麗な長い裾に飾り付けてあるので、一番最後に作成します。

まずはドレスを作ります。
(花嫁さんのお写真は許可もらい忘れてるのでまたいつか)
今回はAラインのドレスなので、その型紙を揃えて生地を裁ちます。
そしてすべての生地の端に「ほつれ止めピケ」を塗ります。




ロックミシンとかで端の処理ができたらいんだろうけど、うちのミシンではほつれてしまうし生地はごつくなるしで、今はとにかくピケ愛用中。

この処理を横着すると、できあがりかけたころに布がほつれてきます。
正直この作業が一番面倒!
砂を噛むような作業です。
でも最近は慣れてきて、無、になってます。

さて、布を裁ってピケを塗ったあと。
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なぜ全部2枚セットか。 
薄い生地が裏地です。
2枚同じ型紙で、こうやって作るとなんと、縫い目がいっさい出ないのです。
ドレスをひっくり返しても縫い目は見えないのです。ふふふ。
あ、ちがうわ、後ろの中心だけ出るんやった。
この作り方は少しドレスにボリュームが出てしまうので、この縫い方をしない時もあります。
今回の花嫁さんのドレスはミカドシルク(高級品の絹織物でシャリっとした張りがある布地です)っぽいので、むしろこの縫い方向きです。

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けっこう大きいですよ。幅50センチくらい。
ドレスってこれくらい布を使うのです。

そして裏表を縫い合わせました。
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まだ表に返していません。
が、縫い代が全部割ってある(開いてある)のが見えますでしょうか。
このドレスは5枚のパーツからできているのですが、それを全部縫い合わせたあと、アイロンで縫い代を開いていくのです。
この手間を省くと後の出来上がりが全然違ってきます。
どうなるかというと、ドレスのパーツの縫い目あたりで生地がふくれてブクッブクッとしたドレスになるのです。
・・・言葉の説明だけではわかりにくい。
ま、とにかく、一か所縫ったらその場でアイロンをかける、の繰り返しです。
この作業もやや無になります。

表に返したあと、胸元にレースを縫い付けます。
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↓これが表
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↓これが裏
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裏なのに縫い目がない!
ということで、明日以降はパールビーズを縫い付けるのと、リボンと、ペチコートといよいよトレーンにも取り掛かります。

ではおやすみなさい。