短大1回生の頃

夏休みに彼氏ができた。


夏休み明けに

電車で同じコースの鈴ちゃんにあった。

会話の中で、「私達は、彼氏がいないけど…」と、ひとくくりにされてしまい…言うタイミングを逃した。


教室に入り、席に着くと、話しやす人(マツコさん)と前後の席になった。

夏休みのことをあれこれ楽しく喋った。


夕方、私に彼氏ができたことを聞きつけた鈴ちゃんに、なぜ朝に言わなかったのか問い詰められた。

私は、何も答えず笑顔で会釈しました。


ウインク



11月頃、音楽ホールで音楽鑑賞をする行事があった。

鈴ちゃんに行くのか行かないのか聞かれた。

ちょっと怠かったので、決めかねていると伝えた。

「実は、このグループからさそわれている」と言われたので、「いいね!みんなでいくの」これで、1人いなくても(私が行かなくても)鈴ちゃんは気にしないだろうと思った。

鈴ちゃんは、誘われてるのは自分だけで、私は そのグループの人達からよく思われていないと言われた。


あまり喋ったことのない人達に嫌われるわけがないのに、おかしな話です。なので、私の事を悪く言う人がいて…それが鈴ちゃんだと察しました。


それならと、「私の事は気にしないで みんなで行ってね」と笑顔で会釈しました。



ウインク



この頃の私は、母から入学祝いにもらったカバンを好んで持っていました。



うちの短大は、制服があったので、唯一、カバンだけが自由でした。


このカバン、制服の時でもカジュアルでも持てるので気にっていました。



鈴ちゃんから全く同じものを親に買ってもらうけど、「いい?」と言われたので「良いよ」と返しましたが…私は次の日から違うカバンを持つ様にしました。




ウインク


2回生の頃になると、

流石に鈴ちゃんと一緒に行動するのがしんどくなって、前期と後期の授業を故意的に入れ替えて受講し合わない様にしました。


誰も知り合いがいないと思っていたら、前の席にマツコさんが座っていました。

「なんか気楽で良いね」と、顔を見合わせて笑った。




2回生の私は、彼氏がいませんでした。

なので5月頃、同じコースの子の紹介の合コンに参加しました。


数日後、

私が合コンに行った事、良い感じになった男の子(トオル君)がいると聞いたよと、鈴ちゃんに声をかけられました。

「私も合コン行こうかな」と言っていました。

私は、笑顔で会釈し、次の教室に向かいました。


1ヶ月後、

いつの間にかトオル君と仲良くなった鈴ちゃんは、ふたりきりで水族館に行ったと、お魚のぬいぐるみをくれた。


鈴ちゃん曰く、

トオルくんは、『私とのことを相談したいから』と鈴ちゃんを誘い ご飯食べに行ったり、今回は水族館も行ったそうです。

ぬいぐるみは、トオルくんから私に渡してと言われたんだそうです。



私は、「有難う」と受けとりました。

でも、吸盤付きのぬいぐるみには居場所がありませんでした。家で勉強している妹のデスクの脚にくっつけてみました。

妹は、可愛いと、喜んでくれました。

よかったです。



数ヶ月後、

鈴ちゃんから、トオルくんから告白されたこと、

トオルくんは、私をだしにして鈴ちゃんと会っていたと、聞かされた。



その時も私は、「私に気を使わずに仲良くね」と、笑顔で会釈しました。


鈴ちゃんは、トオルくんのことを好きではないので、とても困っていると言っていました。




鈴ちゃん、とても大変そうですね。

好きでもない人と数ヶ月もデートして

告白されて

困ってるって

いったい何がしたかったのでしょう?


はぃ!

それは、私の好きな(人だと思われる)トオルくんを自分が誘惑して、自分の方が私より女として魅力があるのだとマウントをとりたかっただけです!

それだけの為に、数ヶ月もの日々を費やしていたのです!



あなたは、

良くも悪くも私の事を意識しすぎです。


なるべく当たらず障らず、のらりくらりと上手くかわしてきたけど、どうしても私とぶつかりたい様です。



私、自分からは言わないけれど…

彼氏います。



学校では、ひとりぼっちになったけど…

授業の空き時間は、誰もいない第一校舎の中庭が見える良い場所で音楽聴いたり本読んだり、お茶したり、日向ぼっこして気楽に過ごしてます。



今日は、学校の近くまで彼が車で迎えにきてくれるの。水族館デート楽しんでくるね。




この作品(話・番組・動画)はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。


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自分では言わない方がいいこと

 

 

 

 

 

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