主人公の女性Nさんは、
ある日突然、父に「この女性と暮らす」と言われ、母と共に家から追いだされた。
生活費と住む場所は与えられたが、振り込まれた生活費を母親が全て使い込んでしまった。
そのトラウマで、冷蔵庫に食べ物をたくさん作ってストックしておかないと気が休まらなくなってしまった。
見切りをつけ、
父に頭を下げて資金をだしてもらい東京の大学に上京。
N君は、
親が老舗旅館を経営していたが、上手くいかず離婚し、母が家を出て行った。
父は、旅館を手放す最後の夜に、放火自殺をしようとするが、助け出されて生き延びた。
N君は、その後、奨学金をもらい東京の大学に上京。
Nさんと同じ下宿先の小説家志望のNさん(男性)は、
昔、母親からタバコの火を腕に押し付けられる虐待を受けていた。
ある日、住んでいたマンションで火災がおき、燃え盛る炎の中にいる母を置き去りにし、自分だけ逃げて助かってしまったことに罪悪感をもち、今もトラウマとなっている。
某、商社に勤めているN氏は、億ションとかタワマンとか言われているマンションに住むエリートサラリーマン。
気に入らない事があると嫁に暴力を振るう。
N氏の嫁は、自立出来ない女性で、夫から監禁され暴力を受ける日々を送っていた。
その痛みに耐える事が愛だと思っている。
いろんな環境下で
出会い
殺人事件がおこる。
それぞれがNのために
いろんな愛の形をもって
守ろうとする。
純愛ミステリー小説。
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究極の愛は、罪の共有。
共犯ではなくて共有。
