家を出た日のことは、今でもはっきり覚えています。
子どもたちと、犬と、
そして母と一緒に家を出ました。
その日の夜、
保育園の帰り道でした。
住宅街のいつもの道を、
子どもと手をつないで歩いていました。
ふと空を見ると、
星がたくさん見えていました。
それまでずっと、
下を向いていたのかもしれません。
気がつくと、
何度も空を見上げていました。
その夜空いっぱいに広がった星を見ていたら、
気持ちが明るくなっていました。
「間違ってない」
そんなことを思いながら、
歩いていた気がします。
あれから20年くらい経ちました。
あの道を通ることは、
もうありません。
でも、あの夜の空のことは、
今でもはっきり覚えています。
もしあのときの自分に声をかけるなら、
「すべてうまくいくから安心して」
そう言うと思います。
あの夜から少しずつ、自分のこれからのことも
考えるようになりました📖。

