母の家に久しぶりに行ったあと、以前とは全く違うなと感じている。
以前は表面的には大丈夫な気がしても、気が昂って、どうやって母の攻撃をかわしたかを息子や私の好きな人に話さずに居られなかった。
話している途中で自分がすごくテンションが高いことや、声が大きくなってることに気づいて、恥ずかしくなった。
自分は頑張った、母と戦ってきたということを、誰かに認めて貰いたいと思ってるんだな、とわかった。
それをやってる限り、まだまだ…抜けきれていないとわかっていた。
しかも、そのあと数日は戦いの記憶が何度も蘇って、同じく自分の中でテンションが上がるのを感じた。
興奮状態ってことだと思われるが、ものすごく疲れる。
何日かかけてだんだんこれが静まっていくのを感じていた。
さて今回。
母と対面している時から、戦闘態勢に入らない自分を感じていた。
母が私の言葉にいちいち反論しようとするのがわかって、「はい来た」「ここもなんと反論しようか考えてるな」「そこ来た」みたいな感じになった。
将棋とかのゲームをしているみたいな感覚だった。
相手の気持ちや行動を予測して、先回りしていく感じか。
だから驚かないし、怖くない。
それって、こちらも相手の反論をどう処理するかの戦略が立てられる状況でいられるってことだ。
だからスルーしたり、受け流したりと、相手の攻撃をなんとなくかわすことができる。
今回最終的には相手が反論してきたタイミングで、最後まで聞かず
「お母さんは私が何か言うとイライラしちゃって良くないから、帰るね」と素早く撤収してきた。
あっという間だったから、気まずくなるとか全然なく、母も「え」とか「あ」とかそれくらい。
そのタイミングが測れるくらい、余裕があったという感じ。
帰宅してからも誰かにすごく話したいということもなく、淡々と「行ってきたよ」程度。
相棒にはちょっと話したら
「営業スキル上がったんじゃない?」と爆笑していた。
そうかも。
今まで、声をかけられて何かに勧誘されるとなかなか断れなかったり。
自分の事業をしっかり売り込めなかったり。
そういうのも、変わってきてるのは感じる。
いいぞ、私。
前向いていこう。