まずは紅茶を飲みながら自己紹介。
耳を大きくして、しっかり聞き取ろうと構えた真顔

「私はバルです。 あなたのオーストラリアのホストマザーよ。困ったことがあったらなんでも話してね。」

「私はリンです。バルの娘で24歳です。でも、仕事でブリスベンに住んでいるので、ここには1週間位しか滞在しません。」

そして、子ども達の紹介。
本人達ではなく、バルさんがゆっくり私に説明してくれた。

「彼女はキャンディ。12歳」

私の心の声『あ、家族構成に書いてあった子だ。』

「友達なの。でも、今はここにちょっと理由があって一緒に住んでるの。」

私の心の声『ん・・・・・・!?聞き間違いか?友達って言ったよ?誰の友達ってこと???』

頭の中に❔がひとつ。

そして、4歳の女の子と2歳の男の子の紹介。

「この2人は私たちの家族です。2人は血の繋がった姉弟。アイバとチャーリーよ。」

はい、私の頭の中は❔❔❔だらけチーン

私の心の声『いよいよ、頭が混乱してきた。お父さんがいないのに、そして60位のホストマザーなのに、子供二人生んだのか?まさかね・・・でも、シドニーキャンプの時に貰った家族構成の紙にはこの子達のこと何も書いてなかったよね・・・』

チーンチーンチーンチーンチーンチーンチーンチーンチーンチーンチーン?


そしたら、困惑した私の表情を見て、すかさずリンさんが説明をしてくれた。

簡単に言うと、ホストマザーの仕事はチャイルドケア。子供の面倒を見る仕事らしい。
その期間は数時間〜半日、1日、1週間、数ヶ月、または数年間までポーン

そしてこの12歳のキャンディは、親が麻薬常習犯のために彼女を養育する余裕がなく、長期でこの家に預かっている子供だったのだ。だから家族ではなくて友達なのだそう。

そして、4歳のアイバと2歳のチャーリーの親は精神的か身体的に問題があるとかで、バルさんが正式に里親としてこの子供たち2人を育てると決めたのだそう。だから、家族として紹介したのだ。
こういう里子として預けられた子供をfoster kids(フォスターキッズ)と呼ぶらしい。

初日からなかなかディープな話をされたわ💀
出来れば、普通の家庭がよかったな・・・。。。
いやいや、受け入れてくれるところがあっただけマシだよね。。そう思おう。