令和三年度 第十六回福井県中学校秋季新人競技大会

(令三年 十月十六日(土)、敦賀市体育館にて)

 

娘、個人戦全学年女子の部で三位入賞、銅メダルを頂きました。

 

まずは、開催出来る状況に、ちゃんと試合を行なわせて頂けた環境に感謝。

 

新人戦地区大会、団体戦は準決勝で敗退、県を逃し、個人も決勝で敗れ、

第二位での出場。

 

所属の松岡中は、同じく女子全学年に出場するもう一名、一学年の部に

出場する一名、そして帯同に志願してくれた一名と共に正午から会場入り。

 

午前中は中学道場で入念に各トーナメント、個人戦の戦い方をミーティング。

 

しかしやはり、各々一芸を持つ各地域の代表者を相手に簡単な試合は

一つとしてなく、一回戦を生き残れたのは辛うじて娘一人でした。

 

その娘も、一戦一勝で薄氷を踏むかのような試合展開。三回戦でようやく

得意な形が出たように見えましたが、準決勝延長、追いかけて「打ちたい」、と

手元が浮いた瞬間を完璧なコテで打って頂きました。勝負あり。


密かに、僕が会場で見ている試合は負けない、というジンクスが

中学入学以来続いていたのですが、やはりジンクスはジンクス(笑)、

試合場では持てる実力が全てです。^_^;
 

二階観覧席に「お願いします。」とやって来た娘は目が涙で一杯でしたが、

「いいとこもらったね。また稽古しよう。よく頑張った。」と労うと、

「はい!」と一言、また駆け足で仲間のところに戻って行きました。

 

本当に、恵まれた子だと思います。

 

この試合に臨むために、アメリカに単身赴任中のT先生が直前に

国際電話を、大阪榎本剣友会のhama先生も地区大会の動画を元に

修正点のアドバイスを下さり、同じく会場で地区決勝戦を見ていて下さった

また別の所縁のある先生も、「この一点を伝えたい。」、

とわざわざご連絡を下さいました。


本当に器用とは程遠く、ただ、出来るまで、納得するまで諦めない粘りと、
内に沸々と秘めた負けず嫌いでここまでやって来れた娘。

気にかけて、可愛がって下さる先生方に、本当に感謝で一杯です。

 

「これでまた強くなれるな!」

「次へのドラマが出来たぞ!」

「銅メダルはそろそろいらん(笑)!」

「入ってる。キメるとこもっと磨きなさい!」

「私が絶対強くする!」

 

試合後にも掛けていただく言葉、言葉、言葉・・・(笑)。

良かったなあ。嬉しいなあ。親としても、本当に。


また一つ一つ、目の前の稽古を大切に、必要なものを積み上げて行きたいです。

許されるならば、伝手を頼りにまたいろんな場所に出掛けて行きたい。

 

一年生の夏、秋の新人戦、二年生の夏、今回の新人戦、そして来年夏、

三年生で迎える最後の夏の中体連。五つある大きな機会の四つめが

終わりました。一年生の最初の夏が、コロナで失われた世代。

気持ちを切らすことなく続けた努力。今日もまた、電車に乗って出稽古へ。

あれだけ剣道を怖がって泣いていたのにね(笑)。

 

 

精一杯、応援して行きたいです。^_^

 

hiratapapa