まずは、娘の近況から。

 

2020年3月、小学生剣道を一気に駆け抜け、いざ中学に入学、その段階で、

同じくコロナ禍により有無を言わさぬ何もかもの中断。

 

中断期間中は、体育施設が一切使用出来なくなったため、町内の広い広い

河川公園で、・・・ひたすら親子でバレーボールをしていました(笑)。

 

(大丈夫です。剣道、やめてません(笑)。)

 

剣道以外の筋肉や神経の鍛錬をこの機会に、と思い立ってのものでしたが、

鬱屈した日々の中で非常に良いリフレッシュ、コミュニケーションになったと

思います。

 

(OBの光希先輩に「後ろの捌き足」を伝授して頂く@河川公園m(--)m)

 

5月にひと月遅れの入学式、6月に所属剣道教室が再開(!)、そして7月に

いよいよ部活動が解禁、もちろん、迷うことなく剣道部に。

 

地元の中学を選んだのは、小学生時代にチームを組んでいた先輩二人と

合流し、再び共に並んで一緒に戦うため。

 

8月の真夏の暑さ、熱中症とコロナの同時対策に四苦八苦しながらも、

体育施設の順次開放と共に稽古不足を補うための自主練習も再開。

 

(二人稽古の時はひたすら決める技を練習しています。なかなか決まらないですが(笑)。)

 

出稽古は不可(当時)、所属教室・部活・自主練習の三本柱を繰り返しながら、

いよいよ10月、中学剣道最初の目標、中体連新人戦へ。

 

福井地区大会は出場した女子個人一学年の部、女子団体戦共に優勝。

個人では嬉しい初タイトルとなりました(続く県大会では第3位)。

 

 

団体では中堅としてチーム剣道に徹し、元々繋がりの良い先輩たちを

しっかりサポート、しかし、県大会では役割を十分に果たせたとは言えず、

新しく課題が残りました。

 

現在はようやく、徐々に復活されつつある各種大会、練成会に積極的に

参加しながら、今一度、自分自身の剣道を心身共に再発見しようとしている

ところです。

 

プライベートでは日々中学校の宿題に追われつつも(笑)、隙間時間に

漫画の絵を描いたり、ひたすら手芸に没頭したり、好きな音楽をYouTubeで

探すなどしてリラックスしているみたいです。

 

 

父の近況。

 

やはり、最大の変化と言えば、娘も所属する松岡中学剣道部の外部コーチとして

正式に通い始めたことでしょうか。

 

最初は、娘の少年剣道時代を通して僕自身がたくさんの方々から教えて頂いた、

また学ばせて頂いた知識と経験を元に、何か一つでも二つでも手伝えることが

あれば、と思っていたのですが、いざ目にしたのは自分が突き動かされるような

非常に多くの必要でした。

 

とても良いものをたくさん持っているのに、子どもたち自身もそれに気が付いて

いない、目標を持って挑戦すること、努力すること、積み重ねること、中学生の

その時だからしか出来ない「夢中」のなり方、その楽しさ、喜び、悔しさ、涙、成長。

そういうものがある、ということを伝えてあげたい。

 

剣道が怖くて辛くていやだ、と泣いている小さな娘に、かつて自分がそうしたように、

「じゃあ、一緒にやろうか。」、ともう一度。

 

・・・とはいえ身体は46歳、現役バリバリのおじさんなので(笑)、そこはいろんな

人に助けて頂きながら。学校現場の素晴らしい先生方と協力し、自分の得意な

ことを中心に、子どもたち一人一人を尊重し、心を込めて。

 

毎日仕事が終わると飛んでは帰り、中学武道場に駆け付け、週末も稽古、練成会、

私生活はものの見事に慌ただしくなりましたが(笑)、試合場、境界線の端に座り、

「今の技!!まじか!!初めて決めたんちゃう(笑)?あそこやで!!そやろ!?」

「はい!!!」

あの面金越しに大きく開いた輝く目と、弾んだ声が、ただ一つの報酬。

 

きっと、あの先生も、あの先生方も、同じだったに違いない(笑)。

 

 

何も得られなかったというのなら、あなたが何も与えて来なかったから。

あなたが手にするもの、それはあなたがかつて誰かに与えたもの。

 

それはいつか、何かで読んだ一節・・・?

 

まさか、自分が本当にそうなってしまうとは。多分、あちらこちら全方面に教えを

請いに行く予感に満ち満ちています(笑)。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。m(--)m