正に、未曽有の事態が起きています。
松岡少年剣道教室も、大会参加どころか小学校休校にともなう施設閉鎖で
体育館=道場が完全に使えなくなり、稽古予定が全て白紙・・・。
有志で学校施設以外の場所を探すも、集まって何かをすること自体が無理な
状況で、現状団員の子どもたちには各自宅での素振りやランニングを
推奨する程度に留まっております。
お天気の日には幸い、町内に大きな河川公園がありますので、そちらで
安全な場所を探して、青空剣道。
これも呼びかけて、という風には出来ないのでおのおの好きなタイミングで
出会えたら一緒にやろうか、という感じで。
周囲を見ればやはり同じように野球やサッカーの子たちや保護者さんがそれぞれに、
身体を動かしています。
そこには「お互い大変ですね。」という不思議な連帯意識もあったり。(^-^;)
3月の無念。
松岡少年剣道教室としましては、例年この時期に3つの大会に参加させて頂いて
おりました。
1日(日)に行われる予定だった「北陸三県少年剣道錬成大会」。
8日(日)の「福井市剣道選手権」。
そして、20日(金・祝)の「啓新大会」。
リンク先には昨年の記事を張らせて頂きましたが、なんだかいろいろ思い出して
しまいます(笑+涙)。きっと、どこのチーム、道場、団体でも同じだと思うのですが、
毎年毎年、一つの流れがあって、またその節目節目にそれぞれの大会があって。
今年の6年生3人には早々と、団体戦は12月の「芦原大会」で終わり、
個人戦は2月の「ジュニア大会」で総決算にしよう、と伝えてあり、またそのように
取り組んで来たのでほとんど後悔はないのですが、この3月の三つの大会が
飛んでしまったのは「バトンを繋ぐ」、という意味でははなはだ残念・・・。
また長い長い小学生剣道時代を振り返り、それぞれの手で切るべきだった
「ゴールの完走テープ」、それが突然なくなってしまったのは、やはり、悲しい。
また部内でも時期キャプテンの選出や新チームの体制作りも宙に浮いたまま・・・。
言えば、最後の部内戦や送る会も・・・。
きっと事態は収束し、また必ず普段の日常が、剣道を思い切り出来る環境が
戻って来ると信じておりますが、なくなったもの、しかし新しく見つかるものも
またしっかりと見極めて、子どもたちをフォロー、ケアして行きたいと思います。
剣道が大好きな、剣道がないと何か落ち着かないそんな皆様、一日、一日、
頑張って行きましょうね。
最後にひとつ、柄にもなく一篇の詩を。m(--)m
純粋
世の中は
くらく 濁って
(それはそれでよいのだが)
僕の前の卓子の上
コップに水は澄み透っている
それを身体に入れて
もう一ぺん 僕は立ち上がる
杉山平一 詩集/ぜぴゅろす
※補足、それはそれでよい、というのはコロナに関してではなく、あくまでも
世の中のたとえについてであります。m(--)m