2018年11月23日(祝)、福井県敦賀市総合運動公園体育館にて。
福井の「少年玉竜旗」、年に一度の五人制団体勝ち抜き戦、
松岡少年剣道教室、今年も参加させて頂きました。
昨年は学校行事との兼ね合いで1チームのみの参加でしたが、
今年は「A」、「B」2チームでの出場となりました。
県内有志50チームで、予選、敗者復活、決勝トーナメントが行われ・・・、
松岡少年剣道教室、
第3位に入賞させて頂きました!!
松岡A
予選トーナメント
第一試合(大将戦)〇
決勝トーナメント
二回戦(3人残し)〇
三回戦(大将戦)〇
四回戦(2人残し)〇
準決勝(大将戦)△
松岡B
予選トーナメント
第一試合(1人残し)〇
決勝トーナメント
二回戦(大将戦)△
これは、自分たちで言うのも何なのですが・・・、快挙です(笑)。
いや、子どもたちの前では言います。
「どんな大会でも優勝目指して頑張るぞ!」(^-^;)
しかし、実際に真剣になればなるほど、それがいかに難しいことか。
特に、県大会レベルの大会でベスト8「以上」を志せばそこで
待ち受ける強豪チームの皆さんの壁・・・。
やっているんです。
強豪チームさんは強豪チームさんである理由が必ずあって、
指導者の先生方も、保護者さん方も、選手である子ども達も、
間違いなく自分たちよりそこに注いでいる時間や熱量が違う。多い。
偶然で剣道は勝てない。
もし、そこに迫れるものがあるとするなら、きっと少しでもその高さ深さに
近づこうと頑張って頑張って来た子どもたちのみ。
今年の松岡Aチームには、その「挑戦する資格」があったのだと思います。
準決勝のお相手は、福井が誇る名門、福井養正館Aチームさん。
(個人的にも大変尊敬させて頂いております。ここの子どもたちは本当に凄いです!)
祈るような気持ちで潜り抜けた鬼門、「ベスト8」のその先で、
子どもたちに次の対戦相手名を告げます(ただただ目の前の一試合一試合に集中しておりました)。
「福井養正館、Aチーム!!」
「!!!」
しかし、見渡せば一人一人の目が輝いています。
大丈夫、稽古で怖ろしい目にはたくさん遭って来ている(笑)。
さあ、いくぞ。
結果は勿論、甘いわけがありません。
この大会に向けて座学も含め備えてきたこと。
勝ち抜き戦、先鋒、次鋒は「相手のエース」を止める。
中堅、副将で勝負して、最後は大将が負けなければ終わらない!!
それまでの試合で、「止めてくればいいんですよね?」と僕に言ってくれた子もおり・・・。(T-T)
準決勝まではその「意識付け」がしっかりと機能していました。
しかし、福井養正館さん戦では全くそれをさせてもらえない(笑)。
エースを止めるも何も、向かいに並んでいる選手さん全員そうじゃないかと(笑)。
一人、また一人、もう一人、気が付けば先鋒戦から4人を抜かれ・・・。
試合前のT先生の言葉。
「ようここまで来た。もうみんな見てるぞ。
そしてその状況を喜ばなあかん。
しっかり楽しんでおいで。
・・・でも、5人抜かれはやめてな(笑)。」
その5人目、松岡の小さな大将は直前、T先生と目を合わせ微笑んで、
試合場に出て行きました。
「松岡でもやれるんだ!ということを
見せてやろうと思いました。」
試合翌日、お母様から伝え聞いた言葉。
養正館さん、先鋒選手をまず、延長戦で止める。
次鋒選手は欠場されていて・・・(体調不良であったとブログで拝見いたしました。m(--)m)。
中堅選手にも、延長戦で・・・、一本。
決して簡単ではないギリギリ、紙一重の勝負が続いて行きます。
そして、副将選手。肩で息をしている小さな大将。
ふと気が付くと、養正館さん監督先生もコートサイドで指示を出されています。
ああ、本気で試合をして頂いている・・・(もちろんいつでもそうだと思います)!
松岡の小さな大将、入団当時はさらに小さくて体力もなく、同期入団の3人いた子どもの中で
一番期待されていなかったのではないか?と以前お母様にお聞きしたことがあります。
しかし、厳しい稽古に歯を食いしばって耐え続け、最後まで一人、残ったのは彼でした。
頑張った日々、重ねた努力はウソをつかない。
松岡の後輩たちはこの戦う姿をずっと覚えていてほしい。
彼だから、ここまで来れた。
それでも、剣道は勝負の世界。
さらなる延長戦の果てに、「ここしかない!」という素晴らしいメンを頂き・・・、敗退。
会場からは健闘を称える大きな拍手を頂きました。m(--)m
(そして、優勝は直後の決勝も座り大将(!)で勝利された、福井養正館Aチームでした!
おめでとうございます!ちなみにもう一つの3位チームも福井養正館さんBチームでした(笑)。)
そして、戦いを終えた5人。
試合場を退き、T先生から初めて、
「お前ら、頑張ったな。感動したわ(笑)。」
保護者陣もただただ、感動のるつぼでした(笑)。
子どもたちの頑張りにいつまでも放心状態。
頂いたメダルは銅色。
みんな、本当に頑張った。
ありがとう。
主催の敦賀市剣道連盟様、運営の先生方、保護者の皆様、また試合をさせて頂いた
団体、チームの皆様、心より、素晴らしい大会をありがとうございました。m(--)m