読書の秋、続いております。(^-^;)
これも、凄く面白いです。
田尻賢誉(著)
まさか自分が高校野球の本を読むようになるとは思っていなかったのですが(笑)。
この夏から秋にかけて、いろんなご縁を頂いて、娘の剣道環境にも
ひとつ、またひとつと新しい展開が。
妻とも話し、家族会議もトマオニで開催し(笑)、T先生にも背中を押して頂き、
先輩保護者さんにも相談させて頂いて、とりあえず、向う半年間の挑戦。
(具体的にはまたいつかご紹介出来ればと思います。(^-^;))
最近、錬成会や出稽古先で、こちらのブログについてちらほらと保護者の
皆さんに話しかけて頂く機会が増えました。
その度に思うのは、子を想う親の気持ち。
皆さん、同じなんですよね。
子どもが剣道をやっていて、それぞれ心配事があったり、悩みがあったり。
もちろん嬉しいことも楽しいことも。
試合の勝ったり負けたりも(笑)。
うちの妻もそうなのですけど、きっと剣道親って瞬間で仲良くなれますよね(笑)。
僕も、野球の本を読みながらも、考えているのは娘のこと、剣道のことで。(^-^;)
次の引用もまるまる剣道少年たちに向けての言葉のように感じたり(笑)。
「顔を見るのが好きなんです。例えば素振り一つにしても、一生懸命
やりすぎる子は幅が狭いので大事なところでダメ。逆に、チンタラ振ってる
ヤツでも練習試合では打てる。でも、最後の性根入れた肝の据わった場面では
全然結果出ないんやなとか。いつも抜いてるヤツは論外です。1000回振るに
しても、こっちが何も言わなくても9つのストライクゾーンの場所を振ってる
ヤツもいてますよね。やっぱり、そういうヤツは打ちますよ。」
奈良大附属高等学校野球部 田中一訓監督
一生懸命やりすぎる子は幅が狭いので大事なところでダメ。
なんだかすごく身近に一人そういうのがいるような・・・(ク〇マジメちゃん、笑)。
これはなるほど、ですよね。
よくスポーツなどでも 「闇雲な努力ではなく、正しい努力をしないといけない」 という
言葉がありますが、正にこういうことなのかも。
T先生も子どもの頃は道場に防具を担いで行ってグラウンドで野球をしていたり(笑)、
かと思えば毎朝中学校に出稽古に出掛けていたり、きっとどこか肩の力が抜けていて。
だからそういうある種の柔軟さを持って、強くなれるのではないか。
(この言葉が奈良大附属校野球部の先生からというのもどういう因縁か(笑)。
※T先生の息子さんも現在奈良大附属「剣道部」のメンバーです。)
うちの娘も追い詰まり過ぎないように、ほぐしほぐし見て行きたいと思います。(^-^;)
そして、やはり「剣道だけ」をやらせていても難しいようで・・・。
「やっぱり、普段の生活ができてなかったら野球もうまくならないです。
野球だけやってても絶対無理だと思います。細かいことをちゃんと
やれてるなというチームのときは、もしかしたら結果がいいのかもしれない。
だからといって、全部結果にはつながらないですけどね。
あと強く思うのは、だらしないのは勝負弱いということ。だらしない子は
ミスをするし、ひっくり返す力がない。最後にダメだなって」
関東第一高等学校 米澤貴光監督
だからといって、全部結果にはつながらないですけどね。
これもきっとそのまま現場から出て来ている、正直な言葉で。
でも、そこが出来ていないと、きっと勝負の土俵にすら上がれない。
だらしないのは勝負弱い。
そのまま自分にも帰って来るようで参りますが(笑)、「剣道の外」の部分も、
自分も注意しながら一緒に見て行きたいと思います。
剣道保護者の皆さん、頑張りましょう(笑)。
願うのはただ、剣道を通しての様々な経験、学びが子どものこれからの人生の
ひとつのバックボーン、背骨になって行ってくれればということ。
そして再び思い出すのは、以前T先生から教えて頂いた剣道の名門、
宮崎高千穂高校の故吉本政美監督の言葉。
「上手い生徒や選手より、
正しく強い人間をつくれ。
剣道は一本一刀。
人生に余韻を残せ。」
剣道で、子どもたちの人生にしっかりとした余韻を。
・・・親も子どもを通していやというほど教えられますね(笑)。
僕もますます研究・勉強、もちろん剣道実際の修業も(!)頑張りたいと思います。
(仕事もガンバロウ(笑)!)(^-^;)