先日、出稽古先で非常に驚いた選手がおりました。

 

女子選手。

どうやら、キャプテンらしい。

 

剣道も上手い。

 

いや、しかしそこだけではなく、その立ち居振る舞いに、驚く。

 

 

先生が子どもたちに技の解説をします。

 

やってみます。

 

分からない、小さい子がいます。

 

その子がパッと走って行って手取り足取り教えます!

回り稽古。

 

「よし、もう3本!!」

 

「先生、相手変わっとらんが!!」

 

「あ、そうか!でも今日はその話し方(タメ口)

恥ずかしいからやめて(笑)!!」

 

 

お母さんだ。

 

お母さんがいる(笑)。

 

 

二人一組、相手の技を受け、コテの親指をグッと上げ「良いね!」のサイン(笑)。

 

汗が床に落ちたと分かるとダスターを取りに走り、ゴシゴシ。

 

あ、また止まっている子がいるぞ、ダッシュ、こうやるんだよー、分かる?

 

 

なんだ、この子は(笑)。

 

その道場さんの雰囲気、教育が素晴らしいのか、それともその子の持っている資質か。

 

いや、きっとその両方か。

 

松岡には、いないタイプの子だなあ。

 

いや。

 

その子だけではなくて、空気の違いなのか。

厳しいピリッとした空気の中にも、声を掛けあう、助け合うことが自然にある。

 

 

ああ、そうか。

 

大人が、指導者が真っ先にやってはいけないことも、あるのか。

 

助けさせなければいけない。

 

声を掛けさせないといけない。

 

「チームの意識」とは、そうやって作っていくものなのかも知れない。

 

そういえばT先生も、「上が下の面倒を見ろ。下は真似しろ。そういうのが伝統になる。」

 

と言われていたっけ。

僕も、やってみよう。

 

率先して、やらない(笑)。

 

そういう機会は子どもたち同士に。

 

 

お母さん、ありがとう(笑)。



娘、宿題中(笑)。そういう「自分のことだけ」、ではない本当の意味で強い、選手になりますように。

これは、僕にとっても宿題が出来たなあ。(^-^;)