時間がありません。

 

とにかく、時間が足りない。

 

少剣、初級・中級組の指導に携わるようになって、一番感覚が変わったところです。

 

それまで一緒に、自分の稽古として混ぜて頂いていた時には、

体力的に早々と一杯になり(笑)「早く終われ~。」などと願っていたものですが、

 

「ああ、もう時間が来てしまった・・・。」

 

やりたいこと、教えてあげたいことが、むしろどんどん増えて行きます。

 

ゴール、目標をどこに置くのか。

 

これはずっと自問し続けていることで、それは、

 

「自分自身の力で試合に出て行って、勝つこと。」

 

少年剣道は、それでいいのではないでしょうか。

 

もちろん礼儀や相手を敬う心は当然身に付けて行くべきものとして、

 

その先は、勝負。

 

またそれはイチ保護者としての僕が、娘に望んで、一緒にひたすら努力して、

実現して来たこと。(試合には負けてますが(笑)。)

 

剣道を好きになって、自分に自信を持って、稽古にも、試合にも、そこから一歩踏み出せる。

 

「県で一番!」も、「大会で優勝!」も、それが達成出来たらきっとおまけのようなもので。

(またおそらく、そこにはそういう選手たちこそがふさわしく。)

 

だから、一生懸命考えます。

 

子どもの眼が、顔が、パッと輝くような、その瞬間はどこだ。

 

そのために、何をやればいいのか。

 

僕は、娘が三年生の時に、やっと、やっとの思いで判定勝ち、公式戦初勝利、

面を外した時の、あの誇りに満ちた顔をきっと生涯忘れないだろうと思います。

 

四年生で大会準決勝の大一番、先鋒で肩をいからせて出て行って、終了間際にもぎとった

一本を、勝利を、あの震えるような感動を、同じく、ずっと忘れないだろうと思います。

 

五年生になったら稽古を見ることの出来る時間がほとんどゼロになりました(笑)。

同じ空間にはいるのですが。(^-^;)

 

 

僕は稽古時、一人称は「平田さん」なのですが、最近はチラホラと子どもたちに「せんせい。」

「センセイ。」と呼ばれるようになって来ました。

 

そうか。だったら、一緒に泣いて笑おう。

 

感動しようぜ。

 

平田さんは剣道経験は短いけど、剣道を研究している量、時間だったらちょっとやそっとじゃ負けへんよ。

 

覚悟が出来て来ました。

 

思い切り振りかぶって、行きます。

 

 

(妻がいつの間にか撮影してくれておりました、座学の模様。m(--)m二年連続全国出場(!)の

松岡少年バスケのコートが空くまで(初級・中級はその後使用させて頂いております)の

隙間時間を有効活用。「一本とは何か?」)

 

 

さあやるぞ。

 

松岡少年剣道教室。