以前、コメント欄で教えて頂いたのですが、書店で発見、早速購入してみました。


「髙倉先生の面白!びっくり!新発想!!剣道レッスン (よくわかるDVD+BOOK 剣道日本)」
髙倉 聖史 (著)


「『月刊剣道日本』誌上で大人気を博した連載「髙倉先生の剣道レッスン」が、
DVD映像をつけて一冊の本になりました。 著者は、大分県・富来中、杵築中を

全中大会上位入賞に押し上げた高倉聖史先生。そのやわらかい発想から生まれた

独自の練習法は、物干しざおやスポンジを使う、ケンケンで動く、稽古場の壁を

利用する......などなど、目からウロコのものばかり!」

ほほう。

僕の購入の決め手は、全国屈指の強豪校水戸葵陵高校・君島監督の推薦文でした(笑)。

「交流を再開するようになって気づいたのは、彼の指導する練習と私の指導する
水戸葵陵高校の練習が驚くほど酷似していることでした。」


こ、これは、何かある・・・。

そして帰宅後早速読み進めて行くと、・・・面白い!

僕が感じた、この本を一言で現す言葉は、「剣道の核心への、一歩手前の手引き書」。

おそらく、中心の購読層、これから子供に剣道を習わせたいけれど・・・、
と思っておられる親御さんには正直「おや?」となってしまう内容かも知れません。
でも、でもです。ある程度歳月を重ねて、行き詰っている子どもに何か出来ないか?と
きっかけを求めているような方には、ひとつの特効薬になる可能性があると感じました。

例えば、福井県のHさん親子の場合(笑)。

「最近、娘と出ばな面の習得に取り組みはじめたのですが、そのタイミング、
打ち方などどうやって身に付けたら良いの・・・?」


「出ばなメンのタイミング練習」「カウント稽古」のページがあります!

「タイミング練習」は、打ち手が元立ちに「はいっ」と合図を出し、一歩前に出てもらう

瞬間、タイミングを狙います。それを何度も繰り返し、体に自然にそのタイミングを

覚え込ませる、言わば出ばなのへの第一歩。

そして「カウント稽古」は打ち手、元立ち両方で「1、2、3・・・」と同時にカウントし、
打ち手は「5」の時にその番号を言わずに打ち込みます。元立ちは「5」を数えて
打ち始めるので自然に「起こり」を捉えるタイミングになるんですね。

おおお。

全てがこのように、一見突飛なことをやっているようで実は凄く理論的。
それをいかに難しくしないか、やってみたらいつの間にか出来る、出来るように

なっていた、これは凄い剣道書籍だと思います(笑)。

そして、おそらくその方法論で鍛えられた杵築中学の試合動画を発見。



強い・・・(笑)。(白が杵築中。特に大将の子・・・。)


うちの娘も、さらにこれらのエッセンスを加え「続・夏休みに強くなる」、実践中。



こら、漫画を置きなさい(笑)。orz

僕の着装待ち、家錬は誘惑だらけです。(^-^;)