そういえばまだ読んでいなかった!と先月の剣道時代を読んでおりました。(^-^;)

 

そこで、「あっ!」となりました記事。



 出ばな技を学ぶ上で一番理解しておかなければならないのは、

出ばな技は「応じ技」ではないということです。この理解を間違うと、

出ばな技を習得することは限りなく難しくなります。

 少し噛み砕いて説明をするならば、出ばなを打つつもりで相手が

出てきたところを技に合わせると、ほとんどの場合、相手の技の方が

先に決まります。相手の方が先に技を仕掛けているわけですから、

ある意味当然と言えるかもしれません。これは出ばな面、出ばな小手と

技の種類に限らず同じです。

 出ばな技は「仕かけ技」です。先をかけて攻めることによって、

相手は何らかの反応を示します。攻め返してくるのか、はたまた打突を

繰り出してくるのか、いずれにせよ、このように攻めで相手の心や

動作の起こりをうながすことによって、出ばな技の機会は生まれます。

谷勝彦教士八段 (剣道時代2017年7月号P34,35より)

 

出ばな技は「応じ技」ではないということです。
出ばな技は「仕かけ技」です。


し、知らなかった(笑)!!orz

ずっと、疑問だったんです。
先生:「剣道には出ばな技、という技がありますよ。」
hirata:「へえ。相手の動き出しを打つんですかあ。

でも、相手が先に動いているのに、それより早くなんて出来るんですか?」
先生:「それが、出来るんです(笑)。」

・・・どういうことだ?相手より、速く打つということ?
あ、距離が近いから打てるということか。ん(笑)?

違った(笑)!


「攻め」で相手の心や動作の起こりを
うながすことによって、
出ばな技の機会は生まれます。


なるほど!自分から仕掛けて待ち構えているから、その瞬間を捉えることが

出来るんですね!

出ばなの機会が生まれる、のではなく、出ばなの機会を「作る」。

剣道って面白いなあ。

ということは、今まで娘に「相手の動き出しを狙え!」などと言っていたのは
微妙に間違ってますし、なるほど、打ち負けるわけだ・・・(笑)。
先生方の「先に打て!」と言われている理由もこれで分かります。(T-T)

そしてさらに出ばなには「動作の起こり」のさらに先、「気持ちの起こり」を
捉えるレベルが存在するという・・・!

うーん、娘にどこまで話せば分かってもらえるだろうか(笑)。
あまり難しくせずに、シンプルに打突機会を身に付ける方法、探っております。(^-^;)

それにしても、大人初心者はこの体たらくなのですが、経験者の皆様は一体どの段階で
これらの技術を身に付けて行かれるものなのでしょう?(^-^;)