例えば自分の娘を教える時、例えば少剣の子どもたちに何かアドバイスを
したいと思う時、参考になるものはないだろうかと、書店をウロウロしていて
発見。興味を引かれ購入してみました。剣道書籍ではありませんが・・・。
なるほど、面白い・・・!目からウロコどころか目がとれて落ちそうな
ことがたくさん書かれておりました(笑)。だから強いのか、青山学院・・・。
その中でも、個人的に長い間疑問に思っていたことのひとつに、回答を得ました。
その疑問とは・・・、
問、どのように指導を重ねて行けば、子どもは最も成長するのか?
A、子どもは手取り足取り一から十までしっかり教えるべきである。
B、子どもは自分の頭で考えさせてより自由に稽古させるべきである。
以下、引用です。
未熟な組織に自主性を与えても成長はない
最近「コーチング」という言葉をよく耳にするようになりました。組織で
人材を育成するための手法ですが、人材の自主性を重んじるのが特徴です。
しかし、この手法は成熟した組織だからこそ使える指導法だと私は思っています。
強い組織をつくる初期段階でコーチングを使っても効果はないでしょう。
なぜなら、未熟な組織では、どのように行動すれば目標に到達できるかわからない
からです。強い組織をつくるには、コーチングの前に「ティーチング」です。
目標を実現するためにはなにが必要で、自分たちはなにをすべきなのか、
具体的に教える段階が必要です。やり方を知らない人たちに自主性を与えても、
どうしたらいいのかわからないうえに、間違った方向へ行く可能性があります。
ピアノを弾けない人に「あなたの考えた表現でこの曲を弾きなさい」と
言うようなものです。
正解は、その人、組織の成熟度に応じて指導法を変化させてゆく、でした。
例えば、僕は娘によく「自分の頭で考えろ。」と言います。しかし、それには
さらにもう一歩踏み込んだケアが必要だったのです。(^-^;)
「試合でどうやったら一本取れるか、自分の頭で考えろ。」
試合で一本取れない段階の子に、自分で考えさせてもこれは実際難しい。
ですから、
「試合でどうやったら一本取れるか。今、相手が打って来ようとして手が
上がったところにコテを打つ練習してるやろ?例えばあれが試合のどこで
出て来るか考えてごらん。」
必要ならば試合開始からその状況が出現するまでを一緒に詳しく再現して
あげるのも良いのかも知れません。
かみ砕いて、かみ砕いて、そこからひとつひとつ段階を上げてゆく。
なるほどなあ。
つまりは、自分自身もっともっと剣道を知り、理解する必要がある、という
ことなのでした(笑)。稽古、頑張ります。(^-^;)