先日の、松岡少剣が参加した今年最後の大会。

午前中の二つのリーグ戦が終わった直後、監督K先生が

女子チームを引き連れ大股で、喧噪覚めやらぬ大道場を後にします。

 

向かった先は、誰もいない小道場。

そこで始まったのは、「一拍子の速いメンの打ち方」講習会(笑)。

 

え!教えて下さるんだ!と驚き思わずビデオを回します。

 

常々、「hirataさん、速いメンは教えて教えられるものでもないんです。」

「速いメン打ちの中に、大きなメン打ちが凝縮されているんですよ。」

「子どもたちが自分で考えて試して、気付いてくれるのが一番いいのですが。」

と話しておられたK先生。

 

とにもかくにも、静まり返った小道場の中、ついに「その時」が・・・。

 

繰り返し、僕は少年剣道でこの技を持っているのと持っていないのとでは、

まるで違う競技になると言っても過言ではないくらい、その現実を

目の当たりにして来ました。


K先生が竹刀を手に取り、子どもたちにお手本を披露します。

その構え方、攻め方、入り方、打ち方、洗練された剣道が凝縮されています。

 

①構えから・・・、

 

②一足一刀の間合い・・・、

 

③突き・・・!!

 

④からの・・・、

 

⑤一拍子!!

 

⑥残心。

 

ドッ、ガッ・バン!!実際は一瞬の内の出来事です。

(もちろん小学生で「突き」は反則ですが、割って行き方、身体の入り方の

イメージとして最適なのだそうです。)

 

子どもたち、分解された動きを繰り返し、K先生の丁寧な解説を交えながら

何度も何度も練習します。

 

もちろん、そこで簡単に身に付いて即結果が出る、ということはあり得ません。

しかし、その確実な最初の一歩が、ここにはあります。

 

奥深い。剣道。だから面白い。

 

この数分の動画はきっと松岡少剣にとってスクープ!!

迷わず保護者LINEにリリースしました(笑)。(^-^)v

 

この冬、技を磨きましょう・・・!!