松岡少剣での練習時、T先生が頑張っている子どもたちへのご褒美に、
ひとつの技を見せて下さいました。
曰く、「インチキな引きメン」(笑)。
鍔迫り合いから相手に分からないように足の前後を入れ替え・・・、
ゼロ距離から体捌きと手首の返し、スナップで打つ!!
バカン!!
普通の引きメンとは明らかに違います(笑)。通常、その距離から打っても
近すぎて物打ちが相手のメンを捉えることは困難なはずなのですが・・・。
バカン!!残心。
実際当たっていますしちゃんと旗が上がるのだそうです(笑)。
まるで魔法を見ているよう。
もちろん挑戦してみる子供たち、誰も出来ません(笑)。
「インチキな引きメンですわ(笑)。」
帰宅後、ネットで「剣道 引き技」を検索(笑)。あれは剣道では定法なのか(笑)。
どういう理合いが働いているのか、知りたい。
お。ありました。そうそう、こういう技!!
「山下忠典の”打てば決まる”不思議な引き小手」
へぇ~。中央大学の山下選手って言うんだ。大学剣道の伝説的選手?
ブログで解説されている通り、すっごい引きゴテが見れます(笑)。
うわあ、これも魔法のようだ。
ん。確かT先生も中央大剣道部出身ではなかった・・・?
明けて大会の昼食時、T先生に突撃(笑)。
せ、先生、中央大学の山下忠典選手ってご存知ですか?
「・・・知ってるも何も、いっこ後輩ですよ(笑)。
どうかしたんですか?」
ネット検索で凄いものを見ましたと報告(笑)。そして懐かしそうに
T先生は当時の思い出を話して下さったのでした。
「強い、という意味では忠(タダ)よりも
もう2コ下の浅田いうのが強かった思います。
でも、忠はとにかく「ここぞ!」という時は
「絶対に」勝ってくる選手でした。
大一番の前にも俺らに「それじゃあ
行ってきます!」って(笑)。そんだけ余裕、
自信があったんでしょうね(笑)。」
(こちらも僕の愛読ブログです(笑)。どうぞご一緒に。山下選手の凄さが書かれております。)
そして、気になる質問。T先生、山下選手と試合したらどうでした?
「う~ん。オレ酒覚えちゃいましたからね(笑)。
でも、とにかく凄い面子が集まってましたから。
大学剣道は強いヤツが試合出る。
シビアですよ。」
まず弱かったはずがない、T先生。しかし、続々集まって来る全国強豪校のエース、
インターハイチャンピオンクラス、その中ではさすがに輝くには至らなかったのか・・・。
ネットで見つけた、1枚の写真。
「ああ、これ、オレです(笑)。」
写真中央、右手に輝くカップを握りしめている青年。若き日のT先生。
そしてこの写真に写っているだいたいの方々が現在剣道指導者として
全国各地で活躍されているそうです。
「あ、九州学院の米田監督もイッコ
先輩ですよ。電話しましょか(笑)?」
うえええええ(笑)!!
松岡少剣、頑張ろう(笑)。