今月も剣道時代、読みどころがたくさんなのですが、
まず目に付きましたのが、特集、「子どものやる気を引き出す」。

うちも切実です(笑)。

しかし、それはひとまず置いておきまして・・・、その流れの中から

「子どもをどのような剣道に導くか」、とても共感出来る言葉がありましたので、

自分のためにも拾っておきたいと思います。

「超一流と呼ばれる子は別として、小さいときから試合ばかりで鍛えられた

子どもは、壁にぶつかったときに剣道から離れてしまう傾向にあります。

私は少年剣道を指導するなかで、それだけはなくしたいと思っています。

子どもたちには、いつかは怒られるときもくるし、厳しい稽古を積むときもくると、

当然伝えています。私は、怒られたり厳しい稽古を課されたときに、

子どもたちが道を間違わず、原点に還れるような指導をしたいと思っています。

だからこそ、基本がとても大事になるのです。当てっこ剣道にはしってしまい、

将来的な伸びがなくなってしまうのは、指導者として一番怖いことです。」

岩本貴光教士七段

(別府大学剣道部監督・光明館館長)

 

ああ、これは松岡少年剣道教室の先生方の言われていることと同じかもしれない。

かつて、ふと小耳にはさんだ、
「松岡の子は剣道はきれいなんだけど試合に勝てない。」

 

保護者としてもしばらく歯がゆかったのですが(笑)、自分も中に入って一緒に

稽古させて頂くようになり、ある時にふと、分かったんですね。

遠回りをしているようだけど、多分、これでいい。

先生方は今も見ておられるけど、ずっと先も同時に見ていて下さっている。


「私が光明館の指導で大事にしているのは、まっすぐな面が打てるという

ことです。まっすぐな面、出小手、面返し胴、この三つがしっかり身について

いれば、なんとか試合にはなります。もっと技を知りたいという子に関しては、

聞きに来ればその子の成長に応じて教えることもありますが、光明館では

剣道の幹となる部分をつくりあげていくことに意義を置いているので、

やはり基本の部分を一生懸命修練させるようにしています。」

面返し胴は僕も出来ないですが(笑)、まずはまっすぐな大きな面。
ああ、松岡もやっていますね。
そこの基本がないと次の小さな速い面も打てない(打てても一本が上がらない)。

 

焦らずに、しっかりとした土台を作る。

あまり負け続けるとくさってやる気をなくしてしまう、ということもあるので

バランスは難しいと思うんですけれども。(^-^;)

そして、そこからの特集、「子どものやる気を引き出す」。

なるほどがたくさんでしたので、次回に続きます(笑)。m(--)m