今日は事前課題を持ち寄っての授業、1回目。
色々言われるのは覚悟していたが、たった2000字のレポートで、教授から私のことを見透かされてしまい、ああ、ごまかしはきかないんだど、覚悟した時間だった。
細かい文法や言葉の使い方の指摘を受け、持論展開をしたところの具体性がないとの指摘が主だった。そしてこれでは全く認められるレベルじゃないと断言。
これまで会社員という組織の歯車のなかで、無機質に効率性を求めていた世界から、全く違う世界に来て、うまく有機的な言葉が見つかっていない状態だとも。確かにおっしゃるとおり。歯車的、無機質的な世界から飛び出す、道を外したくらいなんだから、私も十分変わった人間なのかもしれない。
授業中、涙をこらえるのに必死だった。
くやしいっていうか、確信突かれると、昔から涙が出てしまうようだ。
今後もこんなことになるだろう。
前期もこの授業を取っていた院生も、苦労したらしく、その分大きく成長したらしい。自分もそういう風になれるかはわからないけど、授業を取ったからには、どっぷりつかってやるところまでやってやろうじゃないの、という気持ちでもある。
最後にセンスはあるんだから、とも言われたのを信じていいのか、まあ気休め程度におさえておくのが良いだろう。
読了
辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書)