先日夫と会話をしていて、ふとタイトルのようなことを思いつきました。

私は地方の出身で大学進学の時に関東へ来たものの、就職では地元に帰りました。
しかし夫は学生の時から就職まで、首都圏から出たことがありません。

男女の違い、地方出身かどうか、それらを考慮すると、地方出身の女性が
一番自由=選択肢が広いパターンなのでは?と思っています。その理由はまず、

”大学進学先が自由”
 私の周りは東京方面が半分くらい、そして地元、地方が4分の1ずつくらいでした。
 自分の勉強をしたい大学がたまたま○○県だったから、という理由で気軽に地元を
 飛び立っています。
 対して首都圏にいた夫は、近くに大学が集中しているので、わざわざ出る必要が
 なく、地方に行くだなんて選択肢に入らななかったそう。確かに彼の友人はみんな
 東京の大学に進学しています。

”就職先、Uターン?Iターン?”
 男性には、自分は長男だから実家に帰る、ということがやはりあると思います。
 実際、私の同期にも何人かチラホラ。しかし女性にはそういった考えはなかなか
 なく大学進学先の土地が気に入ってそのまま就職、とか。
 対して夫の周りは、やはり大学進学と同様、関東近郊の会社にそのまま就職、
 自宅通勤が多いです。

”就職先も多種多様、働き方も千差万別”
 正社員、派遣社員、アルバイト、自営業や芸能関係、もしくは主婦。転職未経験は少数派。
 これは女性ならではかもしれませんね。結婚を機に働き方が変わることが多い
 ですし(これは自由に選択しているとは限りませんが)、自分のやりたいことに
 合わせて、働くスタイルを変化させやすいのは、女性の方かと思います。

男性と女性、地方出身と首都圏出身。
どちらが良い、ということは勿論ないですが、首都圏は大学も就職先も充分な数と
種類が備わっていることが魅力。そのため、外に出る必要もない反面、出る機会を
失っている、とも言えるかもしれません。

今東京生活をしていてそれなりに東京を楽しんでいる私ですが、出身地が選べた
としても、絶対に自分の出身地を選ぶと思います。ふるさとと東京、この微妙な距離感、
そして生活する場所を選んで行くというプロセスが何とも人生を自分で切り開いている
感じがして良いと思っています。