(軽井沢レイクガーデンの紫陽花)
今日はいきなりですが、ピアノのエピソードを書いてみたいと思います(°▽°)
これは、まだ春色うさぎが東京にいた頃のことですが、テレビを見ていたら、個性溢れるお葬式の特集をやっていました。
とあるご夫婦、音楽好きでお二人とも普段から楽器を演奏されていて、お二人で合奏等もされていたそうです。
そんなご夫婦にもお別れの時が来て、ご主人の方が先に天国に旅立たれました(´-ω-`)
そして、お葬式の時、奥様が自らピアノを弾いて、ご主人を見送っている場面がテレビで流れていました。
その時流れていたのは、ショパンの夜想曲(ノクターン)Op.9 No2・・・
数あるショパンのノクターンの中でも、一番有名な曲だと思います(°▽°)
技術的な面で比較的優しいので、よく発表会で弾かれています。春色うさぎも高校生くらいの時に習った気がするのですが、有名すぎて、あんまり弾くこともなく、忘れていたような曲でした(´-ω-`)
正直、その奥様の演奏は、たどたどしい部分もある演奏でした。決して上手とは言えなかったのですが、この演奏は春色うさぎの心を揺さぶるような演奏でした(>_<)
愛する人を悼む気持ち・・・どれだけ仲の良いご夫婦だったのだろうと想像させる程、奥様の気持ちが伝わって来て、本当に心うたれました(´-ω-`)
世の中に上手な演奏はいっぱいあるけれど、こんな風に人に訴えかけるような演奏はなかなか聴く機会が無いように思いました(°▽°)
今まで細々ながら、長くピアノをやっていて、魅力的な演奏や心に響く演奏に上手い下手は関係ないんだなと日々感じています。
まあ、受けとる側の春色うさぎが演奏者の気持ちに入り込んでしまって、そう感じるのかもしれなくて、聴く人によって、又感じ方は違うのかもしれませんが・・・
この時春色うさぎが感じたのは、この有名すぎてありふれた感じがしていたノクターンは、こんなに美しい曲だったのかということと、この曲はノクターンというタイトルだけれど、お別れに相応しい曲だなあということです(あくまでも春色うさぎの主観ですが)
そうして、春色うさぎはこの曲が大好きになり、良く弾くようになりました(^^)
同じ曲を弾きながら、自分はあの奥様のように、人に訴えかけるような演奏はできるのだろうか？と思いながら、それならば、自分は何を人に伝えたいのだろうか？と思っていました(>_<)
そして、その後いろいろなことがあり、その機会がやって来ました。
北軽井沢に移住することになり、流石に毎週通うことはできない為、高校生の時から通っていたピアノ教室を辞めることになりました。
そして一番最後のレッスンで、先生の前で弾いたのがこの曲です。
これが最後かと思うと、ノクターンを弾きながら、いろいろなことが自然と浮かんできました。
やっぱり、お別れの気持ちを込めて弾いていたと思います(°▽°)
先生への気持ちもしかり、又、生まれ育った東京へのお別れの気持ちも入っていたと思います。
自分の前半生が東京に詰まっていて、悪いこともあったけど、良いこともあって、そうした心にかけたものを全て置いてゆくんだと思うと、感極まると言うのでしょうか？そう言った気持ちで弾いていたように思います。
この辺り等は、もう、万感の思いを込めて弾いていたりします(今でも(°▽°))
そう言った気持ちが伝えられたかは春色うさぎにはわかりませんが、この曲はその時から、更に春色うさぎにとって、特別な曲になりました(^^)
いつもボケボケしてて、しょうもないところでミスったりしている春色うさぎだったのですが、珍しくこの時はつっかえたりはしなかったですね(´-ω-`)
話変わって・・・・
今日の北軽井沢のお天気には騙されました(>_<)
朝こんなだったのに、午後から又もや豪雨(´-ω-`)
留守にしていて、洗濯物が全滅(ToT)早めに入れておけば良かったと後悔しました(´-ω-`)
ザァザァ雨を眺めながら、こんな日に弾くのはやっぱりショパンかなあとか思ったりして、又、ノクターンを弾きました。
今でもノクターンは大好きな曲ですが、春色うさぎの感じ方は、あの頃より、少しは変わったように思います。
多分、未知の世界に行くことで緊張や不安もあったのだと思います(>_<)
でも、今はそこそこ北軽井沢での毎日を楽しんでいて、意外と東京も遠くないと感じるようになりました(^^)
予算や時間の問題もあるけれど、行こうと思えばいつでも東京に行けて、会いたい人がいればいつでも会いに行けるんだと思ったら、だいぶ気持ちが楽になったと思います(^^)
今日は美しい軽井沢レイクガーデンの風景に相応しい？エピソードをご紹介しようかと思いましたが、違っていたらゴメンナサイ(>_<)
あくまでも春色うさぎの主観なので、違っていても、スルーをお願いします(°▽°)