島天南星(シマテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
伊豆七島の八丈島、三宅島、御蔵島に分布し、林の中に生える。
命名者は牧野富太郎博士である。
根茎は直径3~5センチくらいの球形で、有毒なこの中ではめずらしく食用とされる。
毒性が少ないのである。
草丈は30センチくらいである。
茎は多肉質である。
葉は2枚あり、7~15枚に鳥足状に裂ける。
小葉の形は長い楕円形で先が尖り、葉の質は薄い。
開花時期は3~4月である。
茎先に緑色で縦に白い筋の入った仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)をつける
目にしたものは緑色だったが、暗い紫色のものもあるようである。
仏炎苞の内側に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)がある。
雌雄異株で、環境によって性が変わる。
根茎を茹でて餅のようについたものを団子状にして食べる。
もともとは飢饉のときに食料とする「救荒植物」であったという。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Arisaema negishii
★気づかずに見過ごしそうなその姿
見つけ思わず笑みの浮かんで
花の本屋さん

