紅頭紫蘭(コウトウシラン)はラン科コウトウシラン属の常緑多年草である。
日本では八重山諸島に分布する地生蘭である。
海外では、台湾、東南アジア、南アジア、太平洋諸島、オーストラリアなどに分布する。
八重山諸島は分布域の北限である。
なお、「紅頭」は台湾にある旧地名である。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
偽球茎は円錐形で、長さは2~7センチくらいである。
偽球茎というのは、ラン科植物の地上茎や花茎の一部が肥大した器官で、水分や養分の貯蔵場所となっている。
葉は数枚が束になって生える(束生)。
葉の形は線状の披針形(笹の葉のような形)で、縦の皺がある。
葉の長さは30~60センチくらいである。
偽球茎の下部から長さ50~75センチくらいの総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、密にたくさんの花をつける。
花の色は淡い赤紫色であるが、白色の変種もある。
花の真ん中には1対の黄色の突起がある。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った園芸品種である。
学名:Spathoglottis plicata

