犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドと行動派の警視ラファエル。正反対の2人が難事件を解決していくミステリー。

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレをふくみます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4話 LA CHAMBRE OUVERTE -開かれた部屋- 

 

事故死か他殺か

服役中の小説家ラマルクからアストリッドの元に手紙が届きます。精神科病院で患者が事故死したという新聞記事について他殺だと指摘する内容でした。ラファエルはワナだと警戒しますが目の前の謎を解かずにはいられないアストリッドは調査をはじめていました。

 

死亡したクラランス・ルベルは2011年に上司のダヴィッド・ルリヴァージュを殺害。しかし精神疾患により刑事責任を問われずエスペリト・サント療養所に入所していました。3日前に喉頭浮腫による窒息で死亡。ルリヴァージュの検死報告書にはルベルと争い左手の親指を骨折したと記述があり、ラマルクは今回死亡したルベルも同じ指を骨折していると指摘していました。

 

ルベルの遺体はまだ法医学研究所にありフルニエの協力で遺体を確認すると親指の骨折は外部からの力が加わっていることがわかります。更に口には顔面を強く圧迫された場合に見られる症状があり鼻からは羽が見つかたことから羽根枕を押し付けられた他殺だと推察されます。


 

 

密室の解明

ラファエルとアストリッドは調査のため病院へ行きます。医師のフォアマンは当時ルベルの部屋の前でベテランの職員が監視していたため殺人はありえないと話します。精神病院に入れられていた過去がよみがえってしまうアストリッド。

 

ラファエルは無理に病院に行かなくてもいいとアストリッドを気遣います。あの場所は頭が混乱し迷路の中にいるようだと話すアストリッドですが警視がいれば大丈夫だと思うと言うとラファエルも必ずそばにいると約束します。

 

刑務所に行きラマルクから話を聞くラファエルとアストリッド。ラマルクとの会話で何かに気付いたアストリッドは病院へ向かい密室の謎を解きます。職員が監視していたのは4階のルベルの部屋ではなく3階の部屋だったと指摘。犯人はエレベーターの4階を押すと3階に止まるように細工し2つのフロアが同じに見えるよう微調整をしていました。

 

 

 

患者たち

ラファエルとニコラは病院で患者たちから話を聞きます。ルベルに襲われたと話すリュシーはルベルが死んで嬉しいと言いグレゴリーは自分がルベルを殺したと言い出します。他の患者たちも自分が殺したと騒ぎ出してしまいます。

 

資料によるとグレゴリーは16歳まで父親に監禁されていて父親を絞殺し外に。更に2週間前にルベルを襲い絞殺を試みて医務室送りにしていたこともわかります。ラファエルがグレゴリーに話を聞くと「僕のパパはルベルだった。顔を変えてたけど同じにおいがした」と言います。

 

患者の部屋を調べていたニコラはリュシーの部屋のベッドの下に隠してある本を見つけます。

 

 

 

パパのにおい

リュシーの部屋にあった本にはページが折れてる箇所がありアストリッドが謎を解きます。折れたページの角で特定の文字をさしていて『私が思うのは君のこと』『午前1時に君の部屋へ行く』というメッセージから院内に恋人がいたことが判明。文の終わりにある4語の頭文字をつなげ相手がエリック・フォアマン先生だと判明します。

 

フォアマンにはリュシーを襲ったルベルを殺す動機がありカードキーの履歴から遺体発見の2時間前にルベルの部屋を開けていることが判明。話を聞くためにラファエルたちは病院へ行きますがグレゴリーがフォアマンを襲い重体となってしまいます。

 

ラファエルはルベルの服とフォアマンの白衣から同じ香水の匂いがすることに気付きます。グレゴリーはルベルを襲った理由を『パパのにおいがした』と話していたことから香りでトラウマを思い出し父親と同じ香水をつけていたルベルを襲ったのでした。殺人犯はその現場を見てフォアマンを消すために香水を仕込んだと推察します。

 

 

 

愛人の存在

ラマルクからの電話でエルネストのとある小説はルベルが犯した殺人に基づいて書いたもので役にたつ情報もあると言われたアストリッド。1人で来たら教えると言われ152作品の小説から3冊に絞り1人でラマルクに会いに行きます。

 

ラマルクは「迷路が怖いか?」とアストリッドの本心を見透かすような質問をします。「ラファエルに病気だと思われたくないから話してない」と答えるアストリッド。ラマルクは『旅する処刑台』で捜査員がてこずった理由は被害者の愛人の存在を知らなかったからだと言います。ルリヴァージュに愛人がいたという情報は報告書にないと言うアストリッドに同僚の女と親しげな写真はあっただろうと助言します。

 

資料を調査したアストリッドはラファエルがいる精神科病院に到着しますがパニックになり座り込んでしまいます。しかし『必ずそばにいる』というラファエルの言葉を思い出しラファエルの元へ向かいます。ラファエルもそんなアストリッドに気付き寄り添います。アストリッドはローランス・クトネルというルリヴァージュの同僚の愛人のことを報告します。クトネルはルリヴァージュの死から立ち直れず自殺。そのクトネルの一人娘がリュシーでした。

 

病気が演技だったと気付いたラファエルは急いでリュシーの部屋に向かいます。リュシーは両親を殺したルベルに復讐したことを認めますが「やるべきことをやった『声』にそう言われた」と話しおびえるようにうずくまります。

 

報告を受けた警視正は精神疾患も演技だったのかと聞きますがラファエルはその判断は専門家に任せるとしながらも逮捕後はひどい錯乱状態で入院してから特殊な環境で実際に精神を病んだのではないかと言います。

 

 

 

開かれた部屋

アストリッドは16歳のとき退学処分になり精神科病院に入れられたことをラファエルに打ち明けます。更にラマルクに会いに1人で刑務所に行ったことも打ち明けます。そのおかげで事件が解決したが相談はすべきだったと言うラファエル。あなたを信頼してると言われありがとうございますと答えるアストリッド。ラファエルはアストリッドの手にそっと触れます。

 

 

 

ラマルクが刑務所から脱獄。アストリッド宛てに荷物が届き中で鳴っている電話に出ると相手はラマルク。私を利用して脱獄したのかと聞くアストリッドに「まさか。君との交流が楽しくて計画を断念しかけたよ」と言うラマルクはおかげで最高傑作が書けたと言い電話を切ります。封筒には新作の小説『開かれた部屋』の原稿が入っていました。

 

 

 

 

 

__________

 

感想

 

ラマルクが再登場。今回みたいな話は好きです。いつも頭脳派の犯罪者に気に入られてしまうアストリッド。謎があると解かずにはいられないアストリッドはラマルクのペースに引き込まれちゃうから心配です。アストリッドの過去のトラウマを見透かしてる感じのラマルクが不気味。今後も登場するんでしょうか。

 

過去と向き合うアストリッドがいつも辛そうで…。パニックになってもラファエルを思い出してラファエルの所に向かうアストリッドの姿がなんか泣ける。ラマルクに会いに行ったことをちゃんと打ち明けてラファエルもそれを真っすぐ受け止める。2人の絆がまた深まったような気がします。

 

 

 

次回はこちら↓