犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドと行動派の警視ラファエル。正反対の2人が難事件を解決していくミステリー。
▶以下ネタバレをふくみます
第3話 LE PARADOXE DE FERMI -アブダクション-
アブダクション
軍の下請企業であるエプシロン社で研究室長マルク・ブロディが殺害されます。職員のソフィア・ルノワールが現場から走り去るのを警備員が目撃しますが封鎖した施設を捜索してもソフィアは見つからずにいました。
犯行現場に違和感があると言うアストリッド。ラファエルが車を発進させようとすると突然エンジンが止まりせん光が走ります。そして目の前には血だらけのソフィアが立っていました。ショック状態で事件のことを覚えていないソフィア。
アストリッドはソフィアは過去に2度失踪していて状況がアブダクションの被害者の証言と重なると言います。さらに事件直後ソフィアが混乱しながらもSMSを送った相手のヴァンサン・ダヴィッドはUFO研究家で宇宙人に誘拐された被害者の会の会長だと判明。
凶器のカッターからソフィアの指紋が検出されソフィアに付着していた血液も被害者の物だと判明します。ソフィアは過去に薬物依存症の治療施設にいたことからも検事はソフィアを被疑者として扱います。
ニコラからヴァンサン・ダヴィッドが主催するアブダクション経験者の集会があると情報をもらったラファエルはアストリッドと向かいます。ソフィアと兄を重ねて涙を流すラファエルを心配するアストリッド。ダヴィッドたちから有益な情報を得られずラファエルは無駄足だったと言いますがアストリッドは誘拐はピースの1つではめる場所がわからないだけだと言います。
違和感の正体
アストリッドは被害者が負った傷に違和感があると言いフルニエを頼ります。元軍医で特殊部隊に同行していたというフルニエはこの傷はプロが冷静に狙ったものだと言います。
エプシロンが開発してるのはEMPという電磁パルス兵器でEMPは瞬間的で強力な電磁波の放出で周囲の電子機器を破壊することから事件の夜は電磁パルスが発生したと推察されます。
ラファエルはエプシロン社に行き電磁パルスのことを突きつけ事件の夜ソフィアが荷受けしていた伝票を見せるよう言います。ニコラは配送業者は全員聴取済みで犯行時刻に配達はなかったと言いますがラファエルは犯行時刻5分前の受領印の伝票を入手していました。
配送業者のシャルパンティエは特に何も見てないと答えますが首に火傷の跡があることから事件直後のEMP発生時に現場にいたことが判明します。
催眠回帰
事件の夜のソフィアの失踪については謎のままなことからアストリッドはソフィアの記憶にヒントがあると考えます。科学的にアブダクションの研究をしているラコンブという人物から話を聞くと集団ヒステリーやPTSDが原因なこともあり幼少期にトラウマを負った人が多いと話します。被害者から話を聞き出す方法は催眠回帰を使うと聞きソフィアに試すことになります。
ソフィアの催眠回帰を隣室で見守るラファエルとアストリッド。アストリッドはラファエルに「悲しい時私に理由を話さなくていい。話さなくてもいいけど話したければそうしてください」と伝えます。ラファエルはソフィアが兄のバンジャマンに似てると話し薬物にはまり若くして道を誤ってしまったと打ち明けます。
催眠を受けるソフィアの様子がおかしくなりラファエルは慌てて中止させます。催眠でソフィアはセルビア語を話し助けを呼んでいました。さらに配達人のシャルパンティエがセルビア出身で結婚を機にフランス姓に名前を変えていることが判明します。
真実
ソフィアの母親に話を聞くラファエル。ソフィアは養子でボスニア・ヘルツェゴビナ出身でした。そのことを話してないという母親はソフィアは8000人のムスリムの男性が虐殺された事件が起きたスレブレニツァの町にいたといい事件後すぐ養子に迎えたが小さな物音にもおびえ何か月も口をきかなかったと話します。まだ5歳だったと。少しずつ話すようになり過去は忘れたみたいだったがその後は薬物中毒になったと言いあの恐怖が潜在意識に刻まれているんだろうと話します。ソフィアに真実を話すべきだと言うラファエル。
検事が国際司法裁判所の友人にジャン・シャルパンティエの写真を見せたところ民兵組織「スカラベ」の元構成員のミロラド・メディッチでスレブレニツァで虐殺に加担していたことが判明します。
ソフィアにメディッチの面通しをお願いすると過去にとらわれそうで自分を知るのが怖いというソフィア。「むしろ解放される。大丈夫だから」と言うラファエル。
ソフィアはメディッチの顔を確認し事件の夜のことを思い出します。受領印を押した後、何かを感じ知らない人なのに怖くなり逃げると室長のラボまで追われとっさにカッターをつかんだと言います。カッターを奪われ殴られそうになり室長が間に入り血が吹き出たと。夢中で逃げて必死に身を隠したと話すソフィア。「もう大丈夫。償わせる」と約束するラファエル。
ニコラはラファエルにバンジャマンのことを思い出すんだろと聞き「無理に話さなくてもいい。でも話したい時は聞くよ」と伝えます。
兄のお墓に行くラファエル。
犯罪資料局へ行くとアストリッドはラファエルの兄の資料を見ていました。「理解したくて。不適切ですか?」と聞くアストリッドに「いいえ。もっと早くに話すべきだった」と答えるラファエル。しかし「無理はいけません。友達に無理に話をさせてはいけません」というアストリッド。ラファエルは話題を変えると友達を元気づけられると言いますが何の話をしたらいいかわからないアストリッド。ラファエルは話したいことがあったと言い検事との関係について話し出します。
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●感想
今回みたいなストーリーは結構好きです。Xファイルみたいな感じで。まあアブダクションは事件とはまったく関係なかったですけど。そりゃそうか。
人の感情を読み取るのが苦手なアストリッドがラファエルの悲しみに寄り添おうとするのはすごい成長ですね。ニコラとアストリッドがラファエルにかけた言葉が同じなのもなんか感動。これはラファエルは嬉しいはず。
買い物を水曜日に変更したアストリッドも可愛い。商品の仕入れが火曜だから品切れのリスクが少ないって論理的に説明してるけどラファエルにはバレてる。
フルニエとアストリッドの信頼関係もいいですね。やっぱり現場には不機嫌なフルニエがいてくれないと。
次回はこちら↓
