シヴァを倒した勝利者 | Hanaind

シヴァを倒した勝利者


ここのところ少しヒンドゥー教から離れてますが、

これを機会にもっとヒンドゥー教から生まれた教えを見ていこうと思います。




まずはやはり大好きなシヴァから。

七福神の大黒天という名で有名です。

サンスクリット語でMahaa-kaala

● Mahaa: 大、偉大なる
kaala:  時、黒





ここを少し掘り下げてみるところ、、、

密教の大黒天、

仏教の大黒天、

そして神道の大黒天と、ルートが分かれているようです。

私が幼少時代に出会っていた七福神の大黒天はこの神道に属する神だということがわかりました。




まず大黒天になったきっかけとしては密教です。

(今瞬間にデジャブが起こってます。この記事をどこかで書いたような・・・。)




やはりWikiが助けてくれそうなので情報をまとめてみると。。。



密教は秘密仏教の略語だそうです。

秘密の仏教ってすごい名前ですよね。

どうやら仏教であるという意見とそうでないという意見に分かれているみたいです。




〝密教徒の用語では大乗(mahāyāna)、小乗(hīnayāna)に対して「金剛乗」(vajrayāna)ともいう。〟(Wikiより)


出ましたね!金剛力士のところで勉強した例のインドラの武器の〝Vajra〟ですよ。






〝Vajrayāna Buddhism (Devanagari : वज्रयान) is also known as Tantric Buddhism, Tantrayāna, Mantrayāna, Secret Mantra, Esoteric Buddhism and the Diamond Vehicle.〟(Wikiより)


なんだか色々名前がありますね。





〝密教は極めて神秘主義 的・象徴主義 的な教義を教団内部の師資相承によって伝持する点に特徴がある。〟(Wikiより)


神秘主義って言うと、ずっと前に記事 を思い出します。→形而(けいじ)上学と形而下学。

形而下学が物理的なことで、その理由付けが形而上学。








歴史的背景も含めて簡単にまとめると、



密教ができた理由としてはインドで仏教がヒンドゥー教におされた時期に

もっと仏教を盛り上げていこう!というような運動でヒンドゥー教の要素を取り入れたのが密教らしいのです。

(人気者を真似て人気者になろうとした、、みたいな感じに見えます)



ヒンドゥー教の勢いに負けない!みたいな精神であったようですが、

降三世明王(ごうざんぜ みょうおう)という名に出会いました。


=Trailokya vijaya

シヴァを倒した勝利者



そんな名があるとは!






敵対心剥き出しですね。

この明王についてはまた次回に。