思い出の山野草・高山植物シリーズ。今回は奥山にひっそりと咲くラン科の山野草、キンセイラン(金精蘭)の紹介です。

樹林下に生育します。

 

キンセイラン(金精蘭)はラン科エビネ属の多年草です。高さは約30~60cmになり、和名は花の色合いや形に由来し、黄金色に光る森の妖精、或いは金星の様な明かりが薄暗い森の中で輝く様子に例えました。葉は広い披針形で数枚付きます。花期は7月。花は5~12個まばらに付き、萼片は披針形で広がり先が尖り、唇弁は萼片と同じ位の長さで先は3裂します。北海道・本州・九州に広く分布。山地の林内に自生します。

 

 

キンセイラン(金精蘭)ラン科エビネ属の多年草