思い出の山野草・高山植物シリーズ。今回は海岸の波が押し寄せて被るような、微妙なエリアに自生する海浜植物、ナミキソウ(浪来草)の紹介です。

 

ナミキソウ(浪来草)はシソ科タツナミソウ属の多年草で、海浜植物です。砂浜で地下茎を伸ばして増えていきます。高さは10~40cmほど、茎は4稜で毛があります。葉は長楕円形で先が丸く、縁には鈍鋸歯があり短い葉柄をもって対生します。花期は6~8月。青紫色の花は上部の葉腋に1個ずつついて、一方向に2個が向かって咲きます。北海道、本州、四国、九州と広く分布、海岸の砂地に生育します。和名は海岸の波打ち際に近い砂浜に生育する事に由来します。


 

ナミキソウ(浪来草)シソ科タツナミソウ属の多年草

 

 

 

 

 

昨日(6/21)自生地を訪れましたが、花が少なく株数も減っていました。

全般的にこのエリアは他の山野草、海浜植物も開花が早かった様です。