古の昔から津軽一円に伝わる一代様信仰。
今回は午歳生れの「袋の観音堂」で親しまれている白山姫神社です。
 
白山姫神社(しらやまひめじんじゃ)
大同年間(806910)、坂上田村麿将軍が観音様のお姿を袋に入れ、大木の枝にかけ、武運長久を祈願した故事にはじまり、後にお堂を建立し、観音様を祀り、国家安泰・万民豊楽を祈ったと伝えらていれる。文明年間(14691487)、南部光政が再建し、延徳元年(1489)には、浅瀬領内十七社に加えられ、元亀二年(1571)千徳大和守政氏が社殿を改築し、領内の大社として殷賑を極めた。慶長二年(1597)浅瀬石城落城と共に廃社となり、数年間荒廃していたが、寛永四年(1627)袋村の住民等が産土神として再興し、袋の観音堂と称せられた。藩政中期には、津軽三十三観音霊場二十七番札所に指定され、又、午歳生まれ一代様として、津軽一円に親しまれている。明治以来、袋観音堂を白山姫神社と改称し、今日に至っている。(青森県神社庁編青森県の神社より抜粋)
 
正面の鳥居と高台に登る参道入口の鳥居
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最初の鳥居から続く参道は標高差約60mを登ります
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津軽三十三観音霊場27番札所にも指定され
何度かお参りしましたが、拝殿は施錠されていました
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りっぱな扁額と水屋
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午歳の一代様らしく馬が目立ちました
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(15.12.25撮影)
 
 
津軽一代様シリ-ズは順不同の紹介でしたが、未申歳から始まり、今回の午歳で十二支一代様9社全ての掲載が終了しました。
弘前にお越しの際は是非、ご自身の一代様をお訪ねください。
長期間掲載のシリ-ズに訪問いただきありがとうございます。