深浦町の日本一の大イチョウを観た後、津軽三十三観音霊場九番札所の見入山観音堂に向かいます。国道101号線から左折、白神山地を源とする追良瀬川沿いの道を5kmほど遡ると、見入山観音堂のPです。観音堂までは僅か230mですが急斜面の上り下りがある参道は、この時季は落ち葉が積もりスリップに注意が必要です。
 
見入山観音堂
寛延の順拝記によれば「観世音の御山へ、追良瀬より一里余りあり、御山の麓より十丁ほど登り、二間に三間の本堂あり。岩屋の広さは六間四方ほど。木仏にて古仏なり。正観音なり。見入の観音と唱え奉るなり。御仏体は見わけがたし。右の並みに胎内くぐりあり。岩のうち四間四方ほどあり。御堂むかし立て初まりは、飛騨の内匠の建立。東むきなり云々」とある。見入観音の創建は不明だが、康永三年(1344)に僧・円行が開創し後に木食万良によって再建したといわれ、ご本尊は順拝記にもあるように聖観音であった。大正十一年に観音堂は火災で焼失し、同十三年に再建されたのが現在の観音堂。ご詠歌=ふだらくや きしうつさはは おいらせの みいりのやまに ひびくたにがは (平幡良雄氏書「津軽観音巡礼」から抜粋させていただきました)
 
 
第九番札所見入山観音堂参道入口
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「あと少し」観音様&「すぐそこ」観音様
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見入山観音堂、岩場の舞台造りの建物です。
この手前にある不動堂の「胎内くぐり」はパスしました
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観音堂入口の扁額
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観音堂内陣。カラフルで綺麗なお堂です
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梵字が多く描かれていました。もちろん解らないです
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ご詠歌漢字表示が左側に書かれています
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下に光るのは追良瀬川
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参道入口付近の「夫婦杉」これもご神体です。右は聖観音様
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馬頭観音様と魚籃観音様です。魚籃観音様は珍しかったです
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第九番札所は自分は3度目でしたが、同行のKちゃんが初めてです。
急峻な岩場に建つ、舞台造りの見入山観音堂は見事でした。
コメント欄はzzzさせていただきました。 以上です。
 
 
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