津軽鉄道電車終着駅の「つがるなかざと」から、小泊行きのバスバスに乗ってのんびりお参りするのも楽しいかも知れません。国道339号線沿い右側に小高い丘があり、弘誓寺(ぐせいじ)観音堂の標識が見えてきます。正確には胡桃谷山解脱院弘誓寺観音堂。尾別老人憩いの家前のPに駐車し、100段あまりの階段を登りつめると、松の古木の中に観音堂が現れます。
 
弘誓寺観音堂
かつては尾別川上流の飛瀑のある霊地・解脱院にあったが、慶安二年(1648)胡桃館とよばれるこの地に移遷し、観音堂が再建される。江戸時代末に飛竜宮に改称するが明示の神仏分離で神明宮となり、ご本尊は弘前最勝院へ移遷される。やがて僧・海野戒淳が当地を訪れ、中村才吉宅に寄留して観音堂の事情を知り、弘前最勝院よりご本尊をとりもどし、中村宅へ仮安置し、明治三十四年旧地に観音堂を再建、ご本尊の千手観世音を奉安する。ご詠歌=よろづよを いのりいのりて いまここに せんじゅのちかひ たのもしのみや(平幡良雄氏書「津軽観音巡礼」から抜粋させていただきました)
 
 
国道339号線沿いに見えてくる案内板。階段は110段前後だったような??
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松の古木の中に祀られている弘誓寺観音堂
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見事な書の扁額(プレ-ト)と観音堂内陣。この時季は巡拝の方々によく出会います
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参拝を終え階段の途中から、反時計回りに三十三の石仏を巡ります
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石仏の周辺には山野草が咲いていました。キクザキイチゲ(菊咲一華)
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階段の右側に鎮座する神明宮
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右側に見えてくる上高根溜池
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国道339号線沿いには多くの溜池が存在します。
左右に見ながら次の15番札所に向かいます。  以上です。
 
 
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