毎年開催される「東北自然保護の集い」は、今年度青森県の担当で、11/03~04の2日間北津軽郡鶴田町の「つがる富士見荘」で開催されました。
会場設営準備のため、当日10時に現地集合、13:30開会に合わせて岩木山を考える会が中心となり準備万端、整いました。
 
東北各地から20団体、70名の方々が集い予定通り開会します。
主催側(岩木山を考える会)の開会挨拶から始まり、来賓祝辞、基調報告2題がそれぞれの団体から発表されました。
 
 
会場となったつがる冨士見荘の玄関と立看板ダウン
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主催側の開会挨拶ダウン
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基調報告No,1はNPO法人おおせっからんどから「仏沼・ラムサ-ル条約登録までの道筋と課題」について発表されました。
 
 
「NPO法人おおせっからんど」の基調報告ダウン
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基調報告No,2は日本野鳥の会弘前市部より「津軽地方における風力発電の現状と課題」について報告がありました。
 
日本野鳥の会弘前支部の基調報告ダウン
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どちらにも共通した話題は多くありましたが、特にオオセッカは世界で約2.500羽しかいなくて、1,000羽が仏沼で繁殖、それとほぼ同数が岩木川河口域、屏風山湿地池沼群(平滝沼、ベンセ湿原。コケヤチ湿原、屏風山湿原など)に生息し、世界中のオオセッカの80%が青森県に生息しているのだそうです。
 
その後、各県からの報告が7件発表されました。
1.博士山ブナ林を守る会(福島)---福島原発の現状と再生可能エネルギ-
2.出羽三山の自然を守る会(山形)---山形県における「卒原発」
3.船形山のブナを守る会(宮城)---海岸線の松林の重要性
4.和賀川水系の自然を考える会(岩手)---早池峰山ニホンジカ侵入の現状
5.花巻のブナ原生林に守られる市民の会(岩手)---地震のボランティア活動
6.赤石川を守る会(青森)---赤石川とともに-白神山地の現状は-
7.青森の自然環境を考える会(青森)---これがミズナラ伐採・ブナ林の実態だ
以上それぞれの問題点や今後の課題について発表され、自然保護の重要性が益々必要である事が強調されました。
11/4も引き続き9:00から開催され、各県からの報告3題と、全体討議が行われ午前で終了しました。
 
 
赤石川を守る会の報告ダウン
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会場となったエリアにかかる「鶴の舞橋」と雲に覆われた岩木山ダウン
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発表内容をもっと詳細に報告したいのですが、割愛させていただきました。
今日の津軽地方は晴れ後曇り、最高気温14.0℃の予報です。      以上です。
 
 
 
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