12日(火)岩木山に登って帰る途中携帯が鳴り、キノコ師匠のTさんから「明日、山に入ろう」との誘いでした。早起きが苦手な自分ですが快諾し、5:00~5:30出発で約束しました。当日(13日・水曜日)4:45起床、Tさんを乗せて目的の沢に向け、車を走らせます。6:00頃、沢に入る道路脇に車を停め、スパイク付きの長靴を履いて尾根を登って行きます。やがてブッシュに掴まりながらV字形の沢に急斜面を下り、程無くブナの倒木にナラタケが爆発した様にぎっしりと付いていました。最初は丁寧に採っていましたが、だんだん面倒になり、また時間も掛るので両手で鷲掴みです。結局この倒木1本で、二人でビニ-ル袋4個採り、ブナ、ナラ、トチ、カツラの林の合間から朝日が射しこむ場所で朝食タイムとしました。清々しい空気とカツラの香りが一面に漂っています。
1本目の倒木に付いていたナラタケ


朝日の射しこむ広葉樹林帯の沢で朝食タイム


幸先のいいスタ-トにお互いの顔が綻びます。ゆっくりと朝食を摂ったあと、ビニ-ル袋と空のリュックを背負い、再び沢を上り始めました。先ほど採った袋は朝食場所にキ-プです。そして何とまたまた倒木に爆発です。
2本目の倒木のナラタケ


2本目とすぐ近くの倒木にも


ほんの少し(味噌汁1回分)ですが、開いたナメコも付いていたので採取です。
開いてしまったナメコ、味噌汁1回分


ここでもビニ-ル袋4個採れ、二人で話し合いました。これ以上採っても重くて運ぶのが大変だから、今日はこれで採るのを止めるという結論に達しました。因みにビニ-ル袋1個の重さが約5kgです。朝食場所に下り、時計を見るとまだ7:40でした。Tさんは明日また来るとの事で、尾根をひとつ越えた隣の沢を覗くだけにしようと偵察にでかけます。おかしな話ですが、偵察するだけなのに二人とも空のリュックとビニ-ル袋を持っているのは何故でしょう。欲張りが事故も元なんですぞ!!
結局、次の沢でビニ-ル袋2個採ってしまい、本当の採り止めです。小沢から登り返し元の場所に引返しました。都合ビニ-ル袋10個(重量50kg)をどうして運ぶか思案です。最終的にT師匠の細長いリュックに6個、自分のリュックに2個、あとの2個はカッパにうまく取り込んで自分が背負う事にしました。
自分のリュックは2個(10kg)で満杯


カッパの下側を絞り、チャックをしてから腕を掴んで背負う


この様なV字形の沢の倒木や、立ち枯れた木の根っこにナラタケは付く


力持ちのT師匠が30kg、自分が20kgとポット、水、食料品を背負って、急斜面を登って行き、途中で一息入れながら、やっとの思いで車に辿り着きました。多分、人が見たら笑われる様な格好だったと思います。自宅到着は10:10でした。
今年は異常気象のせいか解りませんが、キノコが豊作な年の様です。地元紙にも同じナラタケを一人で50kg採ったという記事が載っていました。
ナラタケ(楢茸)=キシメジ科ナラタケ属の食用キノコで、地元ではサモダシ、同じ青森県の南部地方では、カックイ、北海道ではボリボリと呼ばれています。
鍋物や味噌汁、醤油の南蛮漬け、そして長期保存用(正月の雑煮や地元のけの汁)の塩漬けにします。
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