思い出の山野草・高山植物シリーズ。今回はこの時季の旬の花、カタクリ(片栗)の紹介です。津軽地方では雪融けが進んだエリアで次々に群生しています。ご笑覧ください。
カタクリ(片栗)はユリ科の」多年草です。津軽地方では雪融けが進むと10cmほどの花茎を伸ばして薄紫から桃色の花を先端に1個、下向きに咲かせます。花茎の下部に2枚の葉があり、暗紫色の模様がありますが、場所にとっては模様が無い株もみられます。花期は4~6月、雄蕊は長短3本ずつ、葯は暗紫色。雌蕊の花柱は僅かに先が3裂します。日が当たると花片が開きますが、そうでない時は終日花を閉じたままです。ほとんどが群落するので見応えがあります。ほぼ日本全土に分布、平地から山地の林内にかけて自生します。キクザキイチゲ、オトメエンゴサク、フクジュソウなどと同時期に咲くスプリング・エフェメラルの一種です。
シロバナ系は葯の色も白系です





