思い出の山野草・高山植物シリーズ。今回はメギ科のサンカヨウ(山荷葉)です。大きな葉っぱの割には小さな花をたくさんつける可愛い山野草です。雨に濡れると花弁が透明になるのが特徴で、濃い青紫色の果実も綺麗です。

 

サンカヨウ(山荷葉)はメギ科の多年草です。高さは30~60cmほどで花期は5~7月。茎先に径2cmほどの白い花を数個つけます。大小2枚の大きな葉はフキに似ますが、花は小さい方の葉につきます。花後、濃い青紫色で白い粉を帯びた実をつけます。食用だそうですが、食べた事はありません。本州中部以北から北海道、鳥取県の大山に分布、深山のやや湿った場所に生えます。花が雨で濡れると花弁が透明になるのが特徴です。