今年75歳以上の方へ敬老記念品が配られた。さいたま市と自治会からの合わせて1500円の贈答品(ふりかけ、麺、ボーロ)である。

さいたま市人口は現在約130万人で75歳以上は31万人、来年には3割に迫る。数十年前から高齢者社会が言われて来たが、政治家は何も手を打ってこなかった。

本屋に行くと高齢者に関する書物が多い。一人一人の楽しみ方や一日の過ごし方は異なる。癒されるときはどんな時?

私は夜明け前、日没の時、湯船に入った時・・・

 

暑い夏も過ぎ蝉の声もか細くなり、草むらで鳴く虫の音が力強い。

なんともいえぬ無我の境地・・・

私の湯船に入った時の顔に似ているようだ・・・

 

先日、台風前日の夕日が著しく赤く染まった。

「夕焼けや嗚呼西の空赤々と台風前の天の彩り」

 

やはり富士は朝も夕方も素晴らしい

「朝も良し夕暮れも良し富士の山大和の國は四季彩られ」

 

氷川源流のせせらぎのある所は、蛇の池と言われ見沼水源の一部で氷川神社発祥の地と言われて来た

 

「音立てて湧き出でる水の冷たさよ苔むす石の氷川源流」

 

境内の木漏れ日の中、深呼吸すると今生きていることが実感できる

朝の散歩の醍醐味である。

大宮公園早朝散歩

「公園で木漏れ日浴びて深呼吸初秋の空に綿雲流れ」

「果敢なくも今この時ぞ蝉の声木漏れ日照らす氷川参道」

 

曙での薄明りで照らされる大宮駅付近と護国神社

 

「終戦日平和の祈り新なり年々増える天井影よ」

「金色に高嶺の上に煌々と家から望む有明の月」

「夜明け前護国神社の英霊を集めて照らす金色の月」

 

いつもお参りする氷川神社の東側にある「御嶽神社」

に野良猫が現れる

「我こそは神の使いと現れて御供物ねだり不動で睨む」

 

夜明け前の1,8丁の参道を

無明なる私を導く灯火の中を本宮へ

 

「日の出前灯火導く参道を過ぎゆく夏の蝉の合唱」

 

今年は金婚式を迎える。

五十年前は1973年昭和48年である。オイルショックがあり、

トイレットペーパー等物不足が発生した。

大変なスタートであった。

つい先日の出来事のように思われる。単身赴任は国内外十数年した。サラリーマンは47,5年やり遂げて、現役を離れ3年になる。現在早朝散歩をして好きなことをして一日が過ぎる。短歌も3千近く作句した。財産は娘3人、孫2人である。

漢詩も作ってみた

 

「金婚式を祝う」

縁在契結五十年

昭和平成令和道

人生行路豈容易

意推誠未道半也

子々孫々祈多幸

東山魁夷の画「道」

「縁ありて契りを結び五十年昭和平成令和を歩む」

 

結び

先日、妻に「そばにいてくれるだけでいい・・・」とフランク永井の歌を口ずさんだら

そばに来なくていいから・・・と言い返された。

うむ~やはりかなわない。