朝、八幡平マウンテンホテルの前から。
山の下のほう。
反対側を見れば、雲の切れ目から、岩手山も見えてきました。
昨日よりはお天気は良さそうです。
朝食後ホテルを出て、昨日行けなかったドラゴンアイへと、再びアスピーテラインを登りました。
アスピーテラインの途中から見た、岩手山。
もう少し登った、展望所から。
湯気が上がっている所は、地熱発電所。
このあたり、いくつも地熱発電所が点在していました。さすが火山。
遠く、泊っていたホテルも見えました(左側)。
岩手山は、再び雲に隠れています。
さらに登っていくと、やっぱりガスが出てきてしまいました。
でも、雨も風もないので、昨日よりずっとマシです。
八幡平アスピーテラインの最高地点に到着。標高1541m。
山頂の駐車場に、車を停めます。
ここが県境。
気温5℃。寒いけど、風がないので大丈夫。
サービスセンターで「こんな天気だけど、ドラゴンアイ、見えますか?」とたずねたら「大丈夫」と。
「こんな天気だからこそ見えるドラゴンアイがあります。晴れの日には見られないドラゴンアイが見られますよ」とも言ってくれました(^^)
ドラゴンアイは、山頂部分のお散歩コースの途中にあります。
整備された路でした。
こんな寒い中、咲いてたショウジョウバカマ。
途中、道に雪が残る場所も。
ちょうどフキノトウが咲く気候ですね。
雪で滑らないよう登っていくと、ほどなく、鏡沼に着きました。
霧の中に浮かぶ、ドラゴンアイ。
透明なブルーがとてもきれいでした。
確かに、写真で見る「青空の下のドラゴンアイ」のブルーとは、色が違う気がします。
これが「霧の日だからこそ見られる、ドラゴンアイ」かな。
鏡沼から少し上に登ったところの沼。メガネ沼かな?
この先さらに登ると山頂ですが、ガスもあり雪もあり、たいへんそうなので、ここで引き返しました。
下って、もう一度、ドラゴンアイを眺めます。
見られてよかった。
ドラゴンアイっていうネーミングがまた、秀逸だったと思います。
八幡平、また機会があれば、夏、山頂に花が咲き乱れるのを見に来たいです。
盛岡駅からバスに乗ってくると、意外と近いことも分かりましたし。
残った時間は、玉川温泉へ。
岩盤浴かなんかで有名な温泉…という程度のことしか知りませんが、行ってみます。
八幡平山頂から、アスピーテラインを秋田県側へ降りて→後生掛温泉→大沼と、昨日の道を戻っていきました。
アスピーテラインの終点から左折し、国道を南、田沢湖のほうへ…
これは途中、工事中片側交互通行の信号待ち。
すごいと思ったのは、1時間ほどのドライブで、人工物を殆ど見ず、山しか目に入らなかったこと!!
玉川温泉は、そんな山の中に突然、現われました。
建物は簡素。
「温泉のある観光地」ではなく「山の湯治場」の雰囲気。
駐車場は有料でしたが、障害者手帳があると半額でした。
手帳で割引になる駐車場は珍しいです。
(それだけ、障害のある方が来るということなんだと思う)
玉川温泉も、八幡平エリアの一角です。
硫黄の匂いがたちこめ、あちこちから蒸気が噴き出していて、その間を歩くお散歩コースがついてて、後生掛温泉と全く同じ。
でも、ここでは人々が三々五々、ゴザを持って歩いていくのが、後生掛温泉と全然違う……。
観光客じゃなく、療養に来てる人たちです。
温泉のお湯を樋に通してるここ、「湯畑」なんだそうです。
ここで湯の花を採取するのだとか。
だんだん、お湯の川の上流へ。
お湯の元、ボコボコと激しく噴出している「大噴」。
このあたりに、北投石というのがありました。
ホクトライト。台湾と玉川温泉でのみ産出する天然記念物。
微量の放射線を出しているそうです。
それが身体に効く……ということらしくて。
人々がゴザを敷いて、座ってたり寝ていたり。
玉川温泉の岩盤浴って、こうして露天でやるのか…
その奥には、お湯が噴出しているだけでなく、噴気が強い場所。
ここでも、たくさんの人が岩盤浴をしています。
この不思議な景色を見ながら、過ごすようです。
屋根付きの岩盤浴場も。
噴気孔。
イソツツジ。
このような火山性ガスの中で生息できる植物は、限られているそうです。
玉川温泉、全景。
売店に行くと、ふつうにお土産のお菓子とかある中に、ゴザやマットも売られていました。
硫黄の匂いのお湯やガス以上に、岩盤浴の人々が印象的な、玉川温泉でした。
玉川温泉からは、東北自動車道で、八幡平や岩手山の周囲をぐる~っと大周りに周るコースで、盛岡へ出て帰りました。
岩木山と岩手山、両方を見た旅となりました(この二つの山、よく混同されてニュースになったりもするが…区別がつくようになった)。