桜の時期のお出かけ。

名古屋から、なんば行きの近鉄に乗ります。

 

津を過ぎると町から山里へ。山にはちらほらと桜。

長い長い青山トンネルを抜けたあたりです。

田おこしが始まっています。

 

名張で特急を降りて、一区間だけ普通列車に乗って、1時過ぎに赤目口で下車。

のんびりした春の里山の風景が広がっています。

 

ホームには、長いどっしりとした木のベンチ。

 

赤目口の駅の外へ。

 

満開の桜並木の下、三重交通のバスが停まっています。

バスの床には、ドアから迷い込んだ桜の花びらが散らばってました。

 

そんな風流なバスで、赤目四十八滝へ。

このあたりに伸びているのは、麦でしょうかね?

 

四十八滝から流れ下ってくる、その名も「滝川」。

 

滝川に沿って、山の中へ。

 

桜咲く、静かな山里。

 

バスは10分ほどで、終点の赤目滝バス停に着きました。

バス停から滝の入り口まで、商店が並んでいます。

 

赤目自然歴史博物館。中に入るとカレーのいい匂い。

ここで荷物をロッカーに預けます。

 

ここで伊賀流の忍者が修行をしたということで、忍者の人形や、顔はめパネルに「忍者修行体験コース」までありました。

 

滝入口。有料(500円)です。

↑この入り口ゲートの2階はオオサンショウウオセンターなのですが、改装休館中でした。改装後は「赤目滝水族館」と名称も変わるそうです。

 

かわいらしいサンショウウオのイラスト。

イオンはマイナス あなたにプラス。

 

その通り、歩き始めると空気が気持ちいい!

 

滝と淵とが、次々と現れます。

 

滝にはみんな名前がついていました。

 

役の小角が滝に向かって修行をしていたら、不動明王が赤い目の牛に乗って出現した…という伝説の牛。

 

赤目五滝その1、不動滝。

明治の中頃までは、この滝から奥へは入れなかったとのこと。

 

奥へ進むと、八畳岩という大きな岩。

 

赤目五滝その2、千手滝。

細かく分かれて落ちていくところからの命名ですかね。

 

洞窟の中に小さな社。護摩の窟。

 

絶壁の途中に、ミツバツツジが咲いています。

 

たぶんこれが、赤目五滝のその3、布曳滝。

一気に流れ落ちています。

 

新緑の時期には早く、歩いている人は少なめ。

静かな森ですが、道は急階段も多く、けっこうハード。

手すりがちゃんと設置されているのでありがたいです。

これだけ次々と滝があるのですから、傾斜がきついのは当然ですね。

 

時に、深い淵。

 

まだあちこち、椿も咲いています。

 

ヤマザクラは、咲き始め。

 

あの奥に笄滝。よく見えない。

 

雨降滝。

上から細かいシャワーのように水が降ってきて、滝を体感できます!

 

滝に目を奪われがちですが、道のわきには多様な苔。

 

苔を伝って、水が滴り落ちています。

 

斜滝、だったかな。

 

このような絶壁と絶壁の間を、川が流れ落ち、滝を生んでいます。

 

赤目五滝のその4、荷担滝。

振り分け荷物のように滝を担っているみたい、だからかな?

滝が連なり、ここが渓谷随一の景観、ということです。

新緑や紅葉の季節は素晴らしいでしょうね。

 

この先、一番奥の滝まで行けるといいのですが、帰りのバスの時刻も気になるので、この荷担滝で引き返しました。

 

赤目四十八滝、今まで行ったところと比べてみると、河津七滝より山深く、西沢渓谷に近かったかな。いいところでした。

 

 

4時過ぎのバスで赤目口の駅に戻り、さらに西へ行く電車に乗りました。

山に桜咲く風景を見ながら。

 

すぐ奈良県に入り、室生口大野。この駅も桜。

室生寺も桜に包まれてるかなぁ。

 

あちこちで桜咲く、楽しい車窓でした。

長谷寺の渓谷も上から見下ろし、大和八木で乗り換えて橿原神宮前へ。