久しぶりに鎌倉に来ました。

駅前からバスで、大塔宮まで。

 

鎌倉宮の前からしばらく歩くと、覚園寺です。

鎌倉の多くのお寺と同じように、谷戸地形に建っています。

入るまでは石段を登っていきます。

 

登って門を入り、中から見たところ。

 

紅葉がきれいだそうですが、ちょっと終わりかけです。

 

正面にあるのは、愛染堂。

この奥に、谷戸地形の谷に沿って庭園がひろがり、地蔵堂、内海家(農家を移築したもの)、本堂薬師堂とありましたが、このお寺は撮影禁止です。

 

鎌倉駅~鶴岡八幡宮の混雑が嘘のように、静かな山あいのお寺でした。

 

覚園寺を出てきたら、ちょうどお昼になったので、小さなお蕎麦屋さんでお昼ご飯。

ゆずが練りこんであるので色が黄色くて、香りが立ちました。

店の名は「ぶし」じゃなくて「たけし」。

脱サラした頑固親父が自宅で開業した…みたいな感じのお店でした(あくまでも個人の印象)。

 

鎌倉宮まで戻ってきました。

鎌倉宮の鳥居は、白に赤いアクセントという珍しい色あいです。

護良親王を祀ってありますが、創建は明治になってから。

 

厄割り石。

素焼きの皿200円に自分の厄をのせて、この石めがけて投げつける、ということです。ストレス解消ににもなるかもしれません。

 

 

鎌倉宮から、もう少し奥へ歩いていきました。

前にも行ったことがある、永福寺跡。

背後の山の展望台に登って、全体を見下ろします。

頼朝の時代、ここに大きなお堂が3つと、左右に釣殿。

そして広大な池が広がっていたとのことです。

 

池を背にして左が、阿弥陀堂。

建物は、珍しいことに基盤が木枠で囲まれていたということで、それが復元してあります。

 

中央の建物が、二階堂。

当時としては画期的な建物であった、二階建てのお堂。

そしてもうひとつ右に、薬師堂。

3つのお堂が左右対称に並んでいました。

 

池に流れ込む水の流れ。

ここで「曲水の宴」をやったことでしょう。

 

池はもっと広大だったと考えられていますが、今は民家があるので、一部しか復元できていません。

左右対称の釣殿つきの建物と、広大な池。

まるで毛越寺や平等院のようです。幕府の総力を挙げて造営した大伽藍と浄土式庭園だったんだろうな~、と思います。

 

 

ここまで来たら、この谷戸の一番奥にある、瑞泉寺まで足を延ばしました。

 

以前、天園ハイキングコースからの帰りに寄ったお寺です。

 

今の時期は花は全然なくて、センリョウやマンリョウくらいなのですが。

 

夢窓疎石作のお庭が印象的で、忘れがたいお寺です。

なんだかここ、不思議だけれど好きなお寺です。

 

瑞泉寺でUターンして、戻ります。

帰り道は、鎌倉宮を通り越し、駅まで歩きました。

 

荏柄天神。

 

漫画家の諸先生方による、筆塚。

一番下の真ん中に、ドラえもん(藤子不二雄)がありました。

 

この神社にも、奥のほうに、「やぐら」がありました。

 

今日は短めですが、ここまで。

八幡宮から段葛を通って鎌倉駅に戻りました。

鎌倉もまだ行きたいところがいっぱい、いずれまたゆっくりと。