2018.8
お盆休み、日帰りで行けて、あまり暑くなくって、そんなに人が詰めかけないところはどこか??
その一つ目。
ちょっと早めに家を出て、東海道線のグリーン車で快適に国府津まで。
国府津からは、御殿場線に乗り換え。ここからはJR東海。
御殿場線は混んでたので、立っていきました。(御殿場を過ぎたらすくかと思ったら、混み具合は特に変わらず。)
あいにく、曇り空で富士山も見えませんでしたが、そのぶん涼しい日となりました。
御殿場線は、昔々は東海道線。
複線だった時代もあり(終戦直前に片側の線路が撤去される)、今もトンネルが二つあったり、線路の横に、複線だった時代の敷地が広く続いていたりします。
御殿場を過ぎて、山あいから、広い場所に出て、しばらく行くと、富士岡駅に到着。
ここで降りて、富士山のある方向(雲に隠れているが)に、田んぼや畑の中を歩いていきます。
ちょっとビックリしたのが、自衛隊の演習場から聞こえてくる砲弾の音が絶え間ないこと。
遠いから、振動はないんですけれど、ドーン、ドーンと続いていました。
遠くに見えるのは東名高速。
途中、富士山から流れ出る水が豊富。
15分ほど歩くと、今日の最初の目的地、駒門風穴に到着しました。
富士山の爆発でできた洞窟です。
入場料は、たったの300円。鬱蒼と木が生い茂る入り口。
風穴の入り口、急に落ち込んでて、中が暗くて、ちょっとスリリング。
近づいただけで、あたりがヒンヤリとしてきます。年間通して13℃とのこと。
風穴の中に入ると、絶え間なく天井から落ちてくる雫。
傘をさしたくなるくらいなんですが、下は自然のままの凸凹だし壁は迫ってくるし、で傘なんてさせません。
薄暗い照明を頼りに、進みます。
肋骨状の溶岩、鍾乳石など、ところどころに解説板が立っています。
狭いところでは、身をかがめて通る箇所もあります。
そうやって進んでいくと、終点。ここから先、まだまだ洞窟は続きますが、見学者は入れません。
来た道を引き返します。
何年か前にもここに来たことがあるのですが、その時は平日で、風穴の中には誰もおらず、全く一人だけでドキドキしました。
今回はさすがにお盆休み中で、そこそこ人がいますが、それでも薄暗くて神秘的でした。
引き返し、出口が見えてくると、ボーっと暖かさが増します。
この風穴は、足元もゴロゴロのままだし、照明も薄暗いし、整備されていないところが、自然のままの雰囲気でとってもいい。
再び、暑い暑い地上に戻って、再び富士岡の駅へ。
富士岡から、再び御殿場線の続きに乗り、終点、沼津に到着しました。
沼津駅前から、港の方へ行ってみることにして、バスに乗ってみたのですが、なんと満員。
地元の人でこんなに混む?と思っていたら、、、誰も降りず、終点の港が近づくと、道路は、はげしい渋滞。
沼津の港は、市場や水族館ができて、一大観光地になってたんですね。こんなに混んでるなんて、ぜんぜん思ってなかった。
港でおいしい海産物でも食べようと思っていたのですが、どの店も行列がすごくて、とても落ち着いて食べられる雰囲気ではありません。
結局、そのあたりのお店で、「桜エビポテトチップス」と「朝霧生シュークリーム」と買って…
沼津港の遊覧船に乗って、その中で食べることに。遊覧船は、特に混んでなかった。
港を出ます。向こうは伊豆半島。
展望水門「びゅうお」。富士山が見えるとよかったんだけどなー。
「大型クルーズ船」ということでしたが、昭和の香りのする、古びた船ではありました。
が、湾内の案内が生放送で、一生懸命案内してくれているのは、よくわかった。
船の中でポテチとシュークリームを食べ、一応ちょっと空腹を満たし、船を降りました。
こんなに混んでいるところは、早々に退散!
港からタクシーで、三島の柿田川公園を目指しました。
「沼津はさびれてダメだなー」、とタクシーの運転手さん。
でもあんなに今混んでたけど?と言うと、「港のあたりだけだよ」と。
20分ほどで、柿田川公園到着。
それなりに人はいますが、園内広いので、問題なし。
ここは、富士山からの湧水が湧きだす公園。
入るとさっそく、水飲み場。
園内の展望台から、水が湧きだすところを見ることができます。
写真だとわかりにくいのですが、砂を巻き上げながら、きれいな水が湧き続けています。
昔の井戸のあとからも。
涼やかな水辺に、ホッとします。
園内の茶房で、湧水コーヒーを飲んで、お蕎麦を食べました。
柿田川公園、いいところでした!
帰りは雨。
バスで、公園から三島駅に近づいたあたり。
三島の町は、そこかしこに水路がありました。
三島からは、4時過ぎの新幹線で帰りました。
お盆休み中だったけど、こだまは思ったほど混んでなかった。